猫が過ごしがちな『お気に入りスポット』7選 好んでいる理由や環境の整え方

猫が過ごしがちな『お気に入りスポット』7選 好んでいる理由や環境の整え方

猫が過ごしがちなお気に入りスポット

窓辺で外を見つめる猫

1.窓辺

猫が窓辺で外を眺めている光景をよく目にします。ベランダの手すりや電線などに止まる鳥、窓の下を走る小さな自動車など、窓から見える世界は室内と異なり、好奇心をくすぐる刺激がたくさんあるからでしょう。また、季節や時間帯によっては、日向ぼっこをしながらうつらうつらするのにもってこいの場所です。

2.キャットタワーや冷蔵庫の上

キャットタワーや冷蔵庫、戸棚、カーテンレールの上なども、猫が好んで過ごす場所です。姿が見えない時は、少し離れた高い場所に座り、飼い主さんをじっと見つめている愛猫の視線を探してみましょう。

3.布団や枕の上

ベッドや布団、枕の上なども、よく猫が好んで過ごす場所です。気持ちよさそうに、スースーと寝息を立てて熟睡していることもあります。同じように、取り込んでたたんだ洗濯物の上で寝ていることもよくあります。

4.椅子やソファー

椅子やソファーの上なども、よく猫がくつろぐ場所の一つです。筆者の家にはソファーがなく、個人用の椅子を中心とした生活をしていました。そのため、筆者の椅子のすぐ近くにある椅子は、猫たち専用の椅子となっていました。

ソファーのあるご家庭では、飼い主さんと一緒にソファーの上でくつろいだり、誰にも邪魔されない背もたれの上などを自分の居場所にしている猫も多いようです。

5.箱の中

クレートや猫ちぐらなど、猫専用のハウスはもちろんですが、ちょっとした段ボールの箱の中など、狭い場所も猫のお気に入りスポットになりやすいです。筆者の家では、来客時の避難場所として、家具の脇などの人目につかない場所に段ボール箱を設置し、複数の隠れ家を作っていました。

6.本の上

本、新聞、雑誌など、猫が座るのにちょうどいいサイズの物を机や床に置いておくと、よくその上に猫が座っているのを見たことがないでしょうか?飼い主の気を引こうと読んでいる新聞の上に乗るのとは異なり、周囲との区切りが明確な狭いスペースを見つけると、入りたくなるようです。

7.腕の中

筆者は、夜寝る前にテーブルの上に腕を輪にするように投げ出してテレビを見るのが日課でした。そうすると、猫がよく腕の輪の中にスポッと入り込み、一緒にテレビを見ていたものです。

猫が好む場所の共通点

ストーブの側のベッドでくつろぐ猫

快適な温度

人は温度が26〜27℃で快適だと感じますが、猫は27〜28℃が快適なようです。つまり、人よりも少し暖かい場所を好むのです。そのため、日向ぼっこができる昼間の窓際や、ふかふかな布団、人の温もりが感じられる場所などがお気に入りスポットになりやすいようです。

好奇心が満たせる

猫は1日の大半をうとうとしながら過ごしているイメージがありますが、実はとても好奇心が旺盛です。家で留守番をしているような時間は、窓から外を眺めるのがお気に入りという猫は少なくありません。

安心して落ち着ける

猫にとって、室内は自分の縄張りです。しかも、滅多に外敵は侵入してきません。そのため、あまり熱心にパトロールをすることもなく、安心してくつろいでいることが多いようです。

猫にとって安心できる場所の条件は、下記の要素を満たしている場所です。

外の音が適度に遮断されていて静か 自分や飼い主さんのニオイが強く染み付いている できるだけ室内全体を見渡せる高い場所 自分の体にジャストフィットするように囲われているスペース

人目につかない

猫も一人でゆっくりと落ち着きたい時には、人目につかない場所に行きたがります。特に見知らぬ来客時などは、警戒して隠れたまま出てこなくなることもあります。そういった場合に備えて、人目につかない場所に隠れ家をいくつか用意してあげると良いでしょう。

飼い主との程よい距離感

なんといっても、愛猫は飼い主さんのそばにいる時が最も安心してくつろげるようです。飼い主さんにベッタリとくっついていたい猫、少し距離を置くものの常に見える場所にいたい猫など、性格によりさまざまです。多頭飼育の場合は、お気に入りのスポットの位置と飼い主さんがいつもいる場所との距離感に、それぞれの猫の性格がよく現れることでしょう。

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