メディカルドック監修医が認知症の中核症状・周辺症状などを解説します。
※この記事はメディカルドックにて『脳の細胞が壊れると現れる「認知症の中核症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
秋谷 進(東京西徳洲会病院小児医療センター)
1999年、金沢医科大学卒業。金沢医科大学研修医を経て2001年国立小児病院(現・国立成育医療研究センター)小児神経科、2004年6月獨協医科大学越谷病院(現・獨協医科大学埼玉医療センター)小児科、2016年児玉中央クリニック児童精神科、三愛会総合病院小児科を経て、2020年5月から現職(東京西徳洲会病院小児医療センター)。専門は小児神経学、児童精神科学。
「認知症」とは?
特定の病名ではなく、何らかの原因で脳の機能が低下し、記憶や判断力などに支障が出て日常生活が困難になっている「状態」のことです。原因によって、「アルツハイマー型認知症」や「レビー正体型認知症」など、さまざまなタイプがあります。
「中核症状」とは?
認知症の症状は、大きく「中核症状」と「周辺症状」の2つに分けられます。
中核症状とは、脳の神経細胞が壊れることで直接引き起こされる、認知症の基本的な症状です。認知症と診断された方には、程度の差こそあれ、ほぼ必ず見られます。

