蕁麻疹の市販薬を使用する際の注意点の受診した方がよいケース

蕁麻疹の市販薬を使用する際の注意点を教えてください
蕁麻疹の市販薬を使用する際には、副作用、服用薬との重複は事前に確認しておきましょう。抗ヒスタミン薬は眠気や口渇、尿閉などの副作用が出ることがあります。
蕁麻疹の市販の内服薬の添付文書には、服用で副作用のリスクが高い方に対して、服用前に医師・薬剤師・登録販売者に相談するよう記載されています。下記に該当する方は、服用前に主治医に相談をしましょう。
医師の治療を受けている方
妊娠または妊娠していると思われる方
高齢の方
薬などによりアレルギーを起こしたことがある方
むくみ、排尿困難がある方
心臓病、高血圧、腎臓病、緑内障の診断を受けた方
また、抗ヒスタミン薬は、蕁麻疹以外にも鼻炎、花粉症などにも使われ、総合感冒薬などにも含まれることがあります。
ほかに服用している薬がある場合は、重複していないことを確認しましょう。
蕁麻疹で受診をした方がよいのはどのようなケースですか?
基本的には、出ている発疹が蕁麻疹かどうか断定できない限りは、医師の診察を受けての治療をおすすめします。蕁麻疹だと思っていたら、別の疾患であったということもありうるためです。
市販薬を1週間以上使って改善がみられない場合、症状が強い場合は医療機関での治療を検討するとよいでしょう。呼吸困難や下痢、腹痛など消化器症状を伴う場合などアナフィラキシーを疑う症状は、すぐに受診しましょう。
病院での蕁麻疹の治療法を教えてください
病院での蕁麻疹の治療は、蕁麻疹の原因の除去と抗ヒスタミン薬での薬物治療が基本です。蕁麻疹が続いている場合は、抗ヒスタミンを止めると再び蕁麻疹が出てしまうことがあります。
このため、抗ヒスタミン薬を継続して、蕁麻疹が出ない期間をキープするようにします。
抗ヒスタミン薬の治療をしても、日常生活に支障をきたす蕁麻疹が続き、原因が特定できない場合には、抗IgE抗体のオマリズマブ皮下注が使われることがあります。
蕁麻疹にお悩みの方は、まず医療機関を受診し、治療薬に関する説明を受けて必要性を理解したうえで、再発を防ぐよう治療を続けることが大切です。
病院の処方薬と市販薬に違いはありますか?
病院の処方薬と市販薬では、同じ成分を含むものもあります。ただし、市販薬は複数の成分を配合している場合が多く、蕁麻疹の市販外用薬のなかには、ステロイドを含むものもあります。
病院の治療でも、痒みが強い場合にステロイド外用薬を使う場合もありますが、自己判断で漫然と使用すると皮膚が薄くなるなどの副作用が出るおそれがあります。
また、市販薬には眠気を起こしやすい第一世代抗ヒスタミン薬が使われていることもあり、服用中は車の運転ができなくなることもあります。
また、処方薬と市販薬では、同じ成分でも適応が違うことがあります。一部の第二世代の抗ヒスタミン薬は、処方薬は蕁麻疹の適応になっているのに対し、市販薬は蕁麻疹が適応になっていません。
編集部まとめ

本記事では、蕁麻疹の基礎知識、蕁麻疹の市販薬を選ぶ方法、蕁麻疹の市販薬を使用する際の注意点と受診した方がよい場合を解説しました。
蕁麻疹の市販薬は、蕁麻疹の症状を抑える成分を含むものが販売されています。
痒みや辛い症状があるため、すぐに購入して飲むことができるのは大きなメリットです。
しかし、一部の蕁麻疹では、受診したほうがよいケースもあります。
蕁麻疹の症状を確認し、市販薬を上手に利用するとよいでしょう。
参考文献
『皮膚科Q&A』(日本皮膚科学会)
『慢性特発性蕁麻疹の診断・治療の最新情報』(日大医誌)
『蕁麻疹(じんましん)/Q&A』(日本アレルギー学会)

