嘘みたいな本当の話——飼い主さんが明かす愛猫の行動に、心がじんわり温まります。
悲しい夢を見ていたら、愛猫がそっとほっぺをタッチ
紹介するのは、「はーぴさん(以下、飼い主さん)」の愛猫・こぐまくん(取材時2才)のエピソード。
それは、とある朝方の出来事でした。飼い主さんは悲しい夢を見ており、夢の中で泣いていたのだそう。すると、こぐまくんは肉球で飼い主さんのほっぺを“ペチッ!”と触り、そのタイミングで飼い主さんは目を覚ましたといいます。

当時の出来事について、「偶然かもしれないけれど、起こしてくれてありがとう」と、こぐまくんへの思いを語る飼い主さん。今回のこぐまくんの行動について、次のように振り返ります。
飼い主さん:
「こぐまはいつも私の横で寝ていて手を伸ばしたりしますが、ほっぺに手が当たったのはこのときが初めてでした。
こぐまは驚いたような反応を見せていて、『ママ大丈夫?』と心配しているような表情にも見えました。そうした様子から、こぐまが私を起こしてくれたのかなと感じています」

今回のエピソードは、X(旧Twitter)で2万件の“いいね”を集め、話題になりました(2025年12月1日時点)。
コメント欄には、「偶然じゃないと思います猫ちゃんって、そういう能力たぶんあります」「猫様はそうゆうのに敏感ですからね」「私は怖い夢を見てた時、足元で寝てる筈の猫が手の甲を引っ掻いて起こしてくれました」「偶然だとしても、かわいいし嬉し過ぎますね」など、多くの共感の声が寄せられていました。
飼い主さんは反響を受けて、こうコメントしています。
飼い主さん:
「『うちの猫も同じことをしてくれたことがあります』という反響がとても多くて。猫は飼い主のことをよく見ていて、本当に寄り添う力があるんだなと、あらためて感じました」

こぐまくんは、生後わずか2週齢ほどのころに保護された元保護猫です。道に停めてあった車のエンジンルームから助け出された、“手のひらサイズ”の小さな命でした。
その後、飼い主さんのもとで愛情をたっぷり受け、甘えん坊で優しい性格に成長。普段から飼い主さんのことをよく見ているといい、こんなエピソードもあります。
飼い主さん:
「普段であれば『遊ぼ遊ぼ』とにゃーにゃー鳴くことが多いですが、私の体調が悪いときには静かに添い寝してくれることがあります」

悲しい夢を見た朝も、体調がすぐれない日も——こぐまくんはいつも、飼い主さんのそばにそっと寄り添ってくれているのかもしれません。
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写真提供・取材協力/はーぴさん
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
