たくさんの細長い木材だけでDIY→完成した“まさかの2WAY家具”に「めちゃくちゃ良い!」「ここまでできるんだ」

たくさんの細長い木材だけでDIY→完成した“まさかの2WAY家具”に「めちゃくちゃ良い!」「ここまでできるんだ」

 材料費1万円で、ソファにもベッドにもなる家具をDIYで作り上げる動画がYouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で1万5000回を超えています。

 動画を投稿したのは、父親の「すけ」さんと娘の「ゆうな」さんによるYouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY in沖縄」。築35年の家をリフォームしながらDIYの楽しさや工具の使い方などを発信していて、以前にはグチャグチャになるのを防ぐコードの巻き方が話題となりました。

 今回製作するのは、1×4材(ワンバイフォー/サイズが規格化された木材)で主に構成されているスライド式ソファベッド。座面がスノコ状になっており、ここを手前へスライドさせることでソファからベッドへ変形します。

 まずは寸法通りに1×4の木材をカット。ゆうなさんが切り出した材料の内の10枚を使い、すけさんがソファベッドの「脚」パーツを2セット組んでいきます。

 この作業で要となるのは「ポケットホール治具」。木材に斜め向きの穴(ポケットホール)をあける際に使う道具で、この穴を通じて短いビスで固定すればしっかりと材料同士をつなげられます。

 専用のゲージで板の厚みを測り、その値に合わせて治具本体と専用のドリルを調整。板材を治具本体で挟んだら準備OKです。本体上側には穴が設けられおり、この穴へ専用ドリルを差し込んで削ればポケットホールが出来上がります。

 木工用の接着剤を塗って各部をつなぎ合わせた後、ポケットホールを通じてビス止め。ワッシャーと一体の形状で、頭部分には四角形の溝が刻まれているビスを使うことにより、丈夫な脚パーツが完成しました。

 続いて脚と一緒にソファベッドを支えるフレーム部分を作ります。1枚の長い1×4材と両端にあるL字型のパーツ、座面用の木材を乗せるための土台で構成されており、まずはL字パーツから作成。脚の時と同じ要領で1×4材にポケットホール治具で穴をあけたら、ビスでL字パーツを固定していきます。

 ベッド前側のフレームができたので、次は後ろ側のフレームに着手。こちらの両端には先ほど作った脚パーツを取り付けました。さらには、ベッドへ変形させた際に中央部分を支えてくれる補強材も追加。支えが増えたフレームの強度は十分で、すけさんが上に立っても壊れません。

 ソファベッドの座面部分には1×4材を半分に切った1×2の木材を使用。同じ長さ・幅の物を40枚も用意しなければならないため、すけさんは角材をガイドとした即席の「カット治具」を作りました。ガイドの端には適当な端材があらかじめ固定してあるので、この端材へ突き当てるだけで簡単に同じ長さの物が切り出せます。

 用意した1×2材は奇数番目を前側のフレームに、偶数番目を後ろ側のフレームに固定。将来的に1×2材が膨張したり、ゆがんだりすることを考慮し、スペーサーを挟んで隙間を作りながらスノコ状に取り付けました。

 奇数番目の1×2材の裏面にはストッパーをセットし、前側のフレームには脚を追加。背もたれは爪付きナットで固定し、簡単に分解できるような作りとしておきます。また、スムーズにスライドさせるため脚の裏面に「すべる床キズ防止シール」を貼り付けました。

 最後に、ワトコオイルのミディアムウォルナットとナチュラルで調整した塗料を全体に塗れば、スライド式ソファベッドの完成! 腰掛けて談笑したり、1人でゆったりと寝そべったりできる家具となりました。

 動画のコメント欄には、「1×4でここまでできるんだすごい」「色合いもとてもいいですね」「めちゃくちゃ良い! 木のぬくもりも感じられる」などの感想が寄せられています。

 2人はYouTubeチャンネルの他、Instagram(@diy_kotobuki_in_okinawa)も運営中。DIYの楽しさや役立つアイデアを発信しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「寿チャンネルDIY in沖縄」

配信元: ねとらぼ

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