風呂釜の下でひとりぼっちで鳴いていた生後2〜3週齢の子猫を保護 3カ月後、人見知りしない“やんちゃガール”に成長中!

風呂釜の下で保護された子猫。迎えられてから3カ月、元気な“やんちゃガール”として成長中です。

保護された小さなきびちゃんとの出会い
保護されたばかりのころのきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
保護されたばかりのころのきびちゃん(撮影時、生後推定2~3週齢)。

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@mugitokoromoさんの愛猫・きびちゃん(取材当時、生後推定3カ月)のエピソード。

きびちゃんは、飼い主さんの夫の友人によって保護されたコ。ご縁が重なり、生後推定2カ月ほどの時期に飼い主さん家族の一員として迎えられました。

飼い主さんの家に来た日のきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
飼い主さんの家に来た日のきびちゃん。

どのような経緯でお迎えに至ったのか。きびちゃんとの出会いから現在の様子まで、飼い主さんに話を聞きました。

家族の生活が変わる時期に届いた、子猫の相談
保護直後のきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
保護直後のきびちゃん。

2025年8月下旬、飼い主さんの夫の友人は帰省した実家で、家のどこからか聞こえる猫の鳴き声を耳にしたそうです。3日ほど探したのち、軒下の風呂釜の下でひとり鳴いていた子猫を発見。それが、きびちゃんでした。

発見時のきびちゃんは、生後わずか2〜3週齢ほどの小さな子猫だったそうです。

保護されたばかりのきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
保護されたばかりのきびちゃん。

友人宅では長く面倒を見ることができず、9月上旬に友人から飼い主さん夫婦のもとへ「子猫の引き取り手を探しているが、見つからない」と相談が届きます。

当時、飼い主さんは出産を目前に控えており、里帰り中のタイミングでした。

飼い主さん:
「生活が変わろうとしていた時期だったため、お迎えについては慎重に考える必要がありました。

ただ、先住猫のむぎ(取材当時2才)と暮らすなかで、いつかもう1匹迎えたい気持ちがもともとありましたし、産後は夫が半年、私が1年の育児休暇を取っていたため、子猫の時期を留守番なしで見守れる安心感もあり、前向きに検討するようになりました」

きびちゃん、正式に新しい家族に
飼い主さんの家に来る少し前のきびちゃん(撮影時、生後推定1カ月半)
引用元:@mugitokoromo
飼い主さんの家に来る少し前のきびちゃん(撮影時、生後推定1カ月半)。

そこで、夫婦で話し合い、「出産・退院までに里親が見つからなければ子猫を迎える」という方針に。結局里親は見つからず、10月上旬、きびちゃんは正式に家族の一員になりました。

飼い主さん宅に迎えられて1カ月ほど経ったころのきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
迎えられて1カ月ほど経ったきびちゃん(撮影時、生後推定3カ月)。ノーズシャドウのような鼻筋の白線模様と、貴族服の襟のような胸元の白い毛がチャームポイント。

きびちゃんを迎えた当初、飼い主さんはまだ里帰り中。夫が育休に入り、きびちゃんのお世話を担当していました。1カ月後に飼い主さんが戻ると、きびちゃんからは“やんのかステップ”でのお出迎えが!

こうして、家族3人と愛猫2匹での新生活がスタートしました。

保護から3カ月。変わらず元気な“やんちゃガール”
現在生後推定3カ月を迎えたきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
現在生後推定3カ月を迎えたきびちゃん。

保護から約3カ月が経ち、きびちゃんは推定生後3カ月ほどに成長。パヤパヤしていた毛並みは落ち着き、耳もしっかり立ち、体重も700gから1.6kgへと大きくなりました。

飼い主さん:
「行動面は変わらず、ずっと元気いっぱいの“やんちゃガール”です。ぬいぐるみや日用品など、なんでもオモチャにしてタックルしたり、蹴って遊んだりしています。お気に入りのオモチャを口にくわえて持ってくる姿は、とても可愛いです。

人見知りも初めからせず、誰が来ても隠れたり固まったりすることなく向かっていく姿が見られます」

ロフトから登場したきびちゃん
引用元:@mugitokoromo
ロフトから登場したきびちゃん。

成長に合わせて、お迎え当初は上れなかったロフトのはしごにも挑戦するようになったとのこと。飼い主さんは「行動範囲が縦に広がり楽しそう」と話しています。

先住猫・むぎくんとの微笑ましい関係に「ほっとした」
(写真左から)先住猫・むぎくん、きびちゃん
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(写真左から)先住猫・むぎくん、きびちゃん。夫が名付けた「きび」という名前は、むぎくんと同じ“穀物つながり”から。

兄猫のむぎくんとは、くっついて寝るような密な関係ではないものの、鼻をくっつけて挨拶をしたり、追いかけっこや“ニャンプロ”を楽しんだりと、程よい距離感で仲良く過ごしている様子。

体格差があっても、きびちゃんが負けずに向かっていく姿に、飼い主さんは「見ていておもしろいです」と話します。

むぎくんの前でじゃれるきびちゃん
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「やりました、やられました」の構図。

さらに、こんなほっこりする場面も。

飼い主さん:
「むぎはしっぽを振ってきびを遊ばせてあげたり、きびがひとりで遊んでいると少し離れたところからじっと見守っているような様子も。

むぎが“お兄ちゃん”として接しているような2匹の光景が微笑ましいです。初めはどうなるか不安でしたが、ほっとしました」

きびちゃんへの思い
「おめめの色がだいぶ変わってきた」と、飼い主さん。
引用元:@mugitokoromo
「おめめの色がだいぶ変わってきた」と、飼い主さん。

生後まもなくたったひとりで鳴いていたきびちゃんは、今では家族の愛情を受けてのびのびと成長中です。保護された当時を振り返り、飼い主さんはこう語ります。

飼い主さん:
「無事に保護されて本当に良かったです。娘が生まれ、きびが来て、家族が増えて大変なこともありますが、毎日がにぎやかで幸せです。保護主さんが繋いでくれた命、大切に育てていきます」

写真提供・取材協力/@mugitokoromoさん/X(旧Twitter)
取材・文/山田リタ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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