2025年12月22日(月)は「冬至」
2025年12月22日(月)は、一年で最も昼が短い「冬至」です。この日に「柚子湯(ゆずゆ)」に入る風習は有名ですが、その起源をご存じでしょうか? 実は江戸時代の銭湯が仕掛けた、ある「語呂合わせ」がきっかけでした。栄養士の野村ゆきさんが、柚子湯の由来と、捨てがちな「果皮」の健康パワーについて解説します。

柚子湯は江戸時代の「健康キャンペーン」
冬至は、別名「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われます。太陽の力が一番弱まる日であり、この日を境に再び力が蘇るとして、世界各地で祝祭が行われてきました。
この日に柚子湯に入るのは日本固有の風習で、江戸時代の銭湯が仕掛けた“健康キャンペーン”が始まりとされています。
由来はずばり語呂合わせ。「柚子(ゆず)」=「融通(ゆうずう)」がきく、「冬至(とうじ)」=「湯治(とうじ)」にかこつけて、「融通よく病気が治る」ことを願ったのです。洒落(シャレ)好きな江戸っ子らしいポジティブな発想ですね。

