「教育熱心」が子どもへの「虐待」に? 小中学生親の3人に1人が「教育虐待かもと不安になったことがある」

理由(1) 脅し文句や条件づけで子どもをコントロールしてしまったから

子どもが宿題をしない、勉強に取り組まない――そんな日常の“よくある場面”で、思わず強い言葉が出てしまったという保護者が多く見られました。

脅し文句は短期的には効果が出る一方で、長期的には「親の言うとおりにしないと自分を認めてくれない」というメッセージになってしまうことがあります。

とはいえ、子どもが言うことを聞かない場面で発してしまい、「つい言ってしまった」「本当は言いたくなかった」という後悔や罪悪感が保護者たちの声から伝わってきます。

‐ 「脅し文句を言ってしまった。『これ(宿題など)をしないと○○しないよ』などと脅すような言い方をしてしまった。」(栃木県・小学3年生保護者)
‐ 「なかなか宿題をしようとしないため、やるまで○○買ってあげない、と制限をつけてしまう。」(静岡県・小学3年生保護者)

理由(2) 親自身の焦りや不安で子どもを急かしてしまったから

受験期、テスト前、宿題の締切―保護者が「間に合うかどうか」を気にしてしまい、強い口調で急かしてしまうケースも多く見られました。

「焦らせる言葉」は、良かれと思って伝えたとしても、子どもによっては負担に感じることも。学習への向き合い方に逆効果になってしまうこともあります。

‐ 「テスト期間中に勉強量が足らない気がして『今やらないと時間ないよ!』などと焦らすことをいってしまった。」(和歌山県・中学1年生保護者)
‐ 「家庭学習で無料プリントを印刷し、1日何枚が目標と言いながら、できなかった日は『学校についていけなくなるよ』と強めに言ってしまった。」(愛知県・小学3年生保護者)

配信元: マイナビ子育て

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