翌日はぐったり……“食べすぎ・飲みすぎ疲労”を感じる人が約6割に
楽しい食事の翌日、体調に変化を感じた経験がある人はどの程度いるのでしょうか。引き続き、週1回以上飲酒する20〜60代の男女に聞きました。

「クリスマスに“食べすぎた”“飲みすぎた”と感じた経験はあるか」と尋ねたところ、約6割が「毎年ある(18.2%)」「何度かある(38.0%)」と回答。多くの人が、クリスマスの暴飲暴食を自覚していることが判明しました。
「年に一度だから」という解放感が、ついブレーキをかけ損ねる原因になっているのかもしれませんね。
では、その「食べ過ぎ・飲み過ぎ」は、翌日の体調にどのような変化をもたらすのでしょうか。
前の質問で「毎年ある」「何度かある」と回答した人に、「クリスマスに食べすぎた・飲みすぎた翌日にどのような不調を感じたか」と尋ねたところ、「胃もたれ(63.4%)」と回答した方が最も多く、「体の重だるさ(33.1%)」「顔のむくみ(24.7%)」となりました。
胃腸への負担を直接的に感じる「胃もたれ」が圧倒的に多く、次いで全身の倦怠感やむくみといった症状が挙げられました。
これは単なる消化不良にとどまらず、代謝機能や体内の水分バランスなど、体全体に負担が及んでいるサインとも考えられます。
内科医の9割以上が“イベント時の三要素同時摂取は高リスク”と評価
ここからは、医学的な視点からクリスマスの食事が体に与える影響について、内科医に聞きました。

「クリスマスなどのイベント時に、脂質・糖質・アルコールを同時に摂取することによる体への負担はどの程度大きいと考えるか」と尋ねたところ、9割以上が「とても大きい(46.0%)」「やや大きい(49.4%)」と回答しました。
ほとんどの内科医が、クリスマス特有の「脂質・糖質・アルコール」の同時摂取は、体に一定以上の負担をかけると考えているようです。
では、体の中では具体的にどのような変化が起きているのでしょうか。
「脂質・糖質・アルコールを同時に摂取した際、起こりうる体内変化で注意した方がよいと考えるもの」を尋ねたところ、「中性脂肪の上昇(55.8%)」と回答した人が最も多く、「血糖値の急上昇(46.6%)」「肝臓への負担増加(41.8%)」となりました。
血液中の「中性脂肪」や「血糖値」の急激な変動に加え、「肝臓への負担」を懸念する声が多く挙がりました。
これらは、生活習慣病のリスク因子でもあり、イベント時の一過性のものとはいえ、体にとっては無視できないダメージとなっているのではないでしょうか。

さらに、「翌日の体調不良(だるさ・むくみ・胃腸の不快感など)が最も強く出やすい組み合わせはどれだと考えるか」と尋ねたところ、「脂質+アルコール(46.6%)」と「糖質+アルコール(46.6%)」が同率で並ぶ結果となりました。
脂質、糖質のどちらにおいても、「アルコール」と組み合わさることで不調のリスクが高まると医師たちは考えているようです。
なぜ、これらの組み合わせがそれほど体に負担をかけるのでしょうか。
「脂質・糖質・アルコールを同時に摂取した翌日に不調を感じる理由の中で、最も影響が大きいと考えるもの」について尋ねたところ、「肝臓がアルコール処理を優先し脂質代謝が滞る(51.2%)」と回答した人が最多に。
続いて、「消化器官に負担がかかり処理が追いつかない(33.1%)」「インスリンの分泌が過剰になり血糖変動が起こる(11.7%)」となりました。
肝臓はアルコールの分解を最優先で行うため、その間、脂質や糖質の代謝が後回しにされてしまうという生理学的メカニズムが、翌日の不調の大きな要因となっているようです。
つまり、クリスマスの「三拍子」揃った食事においては、肝臓や胃のオーバーワークこそが不調の大きな要因である可能性が高いといえます。

最後に、「“食べすぎ”“飲みすぎ”から体を回復させるために、推奨する対策」を尋ねたところ、「アルコールを控える・休肝日を設ける(48.6%)」と回答した人が最も多く、「水分をしっかりとる(45.0%)」「肝臓の健康維持をサポートする成分をとる(35.7%)」となりました。
酷使した肝臓を休ませることが対策として上位に挙がりました。
また、水分補給や肝臓の働きを助ける成分を積極的に摂取することも、有効な対策として支持されていることがわかります。
