
■焼き立ての香りと「石と木」が作る、落ち着いた店内空間
「アマムダコタン」は、福岡発祥の人気ベーカリー。福岡県内の系列店はもとより、2021年に出店した表参道店や、系列ブランドの生ドーナツ専門店「アイムドーナツ?」なども行列を作る人気店となっている。
このたびオープンしたアマムダコタン カフェアンドベイクは、焼き菓子に特化した新たなカフェブランド。本店であるアマムダコタン六本松店で提供していた焼き菓子が好評を集めていた背景から、これまで培ってきたレシピや製法をブラッシュアップしたうえで、本格的な焼き菓子ブランドとして展開をはじめたという。

店舗はアマムダコタン表参道店の隣で、2階には系列のハンバーガー専門店「Neo Nice Burger(ネオナイスバーガー)表参道」が居を構える。

店内は、アマムダコタンの“石の町にある小さなパン屋さん”というコンセプトを引き継ぎ、石を重ねたカウンターや木製のテーブルなど、石と木を組み合わせ落ち着いた雰囲気を作り出している。ベンチやスツールの座面、テーブル天板の杉材は職人が手作業で仕上げたものを用いるなど、細部にもこだわりを感じさせる。

今回の新店舗は、イートイン・テイクアウトの両方で展開。焼き菓子はすべて当日焼き上げ、その日のうちに仕上げているという。メニューは焼き菓子「ベイク」やクリームを使った「生ベイク」を中心に、シュー、ケーキ、クッキー、マフィン、ドーナツなど約50種類をラインナップ。カウンターに並んだ商品は自らトングでトレーに運ぶ方式だ。

オープンキッチンならではの開放感や親近感、カウンターから漂うさまざまなベイクの香りを感じながら選ぶ時間も楽しめる。

■クッキー、明太グラタンシュー、生ベイク…王道からユニークなアレンジまで約50種
中でもブランドのおすすめはクッキーで、ザクザクとした生地の食感が特徴だ。大粒チョコレートをふんだんに混ぜ込んだ「チョコレートジャンキークッキー」(594円)をはじめ、「オリジナルグラノーラクッキー」(528円)や「レモン塩キャラメルクッキー」(572円)、「いちじく&ブルーチーズ&生ハム」(528円)のような変わり種まで7種類を取りそろえる。


ベイク商品は正統派の焼き菓子はもちろん、オーナーシェフ・平子良太さんの遊び心がこもった一味違うメニューが多いのもポイント。福岡県産の明太子を合わせた特製の明太ベシャメルを詰め込んだ「明太グラタンシュー」(528円)や、フランス・アルザス地方の伝統的な菓子「クグロフ」をアレンジした「ラムレーズンケーキ」(473円)、ピスタチオを贅沢に使用した「リッチピスタチオケーキ」(495円)なども注目の品々。
また、イタリア・ボローニャのソーセージ「モルタデッラ」とカマンベールチーズ、トマトを挟んだ「モルタデッラとカマンベールのシューサンド」(561円)や「自家製ツナとグリル野菜のシューサンド」(561円)のような、食事系のメニューも複数用意されている。

生ベイクは、フレンチクルーラーのさっくりとした食感とシューの軽さを掛け合わせたオリジナルのシュー生地にカスタードクリームをたっぷり使った「シュークルーラーカスタード」(506円)や、外側をチョココーティング、内側にもチョコを忍ばせた「生ガトーショコラ」(605円)、皮まで丸ごと使用した“進化系”のチョコバナナ「バナナのチョコレート生フィナンシェ」(847円)など、こちらも多彩な顔ぶれ。クリームを使いやわらかな食感のメニューが多いので、ベイクとの口当たりの違いも楽しめそうだ。


■年明け以降はプレートメニューも提供予定
さらに2026年からは、時間帯ごとに内容が変わる、ドリンク付きのプレートメニューも提供予定だ。

9時30分から10時30分までは、たまごドッグやホットドッグ、季節のフルーツを使った一品などを組み合わせた数量限定の「モーニングプレート」を用意。11時から15時(14時30分L.O)までは、一皿でさまざまなベイクが楽しめる「ダコタンプレート」を予定している。いずれも提供開始は年明けからとのこと。

どのメニューも本格派の味わいながら、見た目の個性や店内に流れる雰囲気はどこかほっとする。肩肘を張らずにベイクの魅力を感じられる新店舗だ。


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