帯状疱疹が眼に出る「眼部帯状疱疹」視力低下を防ぐための早期対応を医師が解説

帯状疱疹が眼に出る「眼部帯状疱疹」視力低下を防ぐための早期対応を医師が解説

眼部帯状疱疹の前兆や初期症状について

眼部帯状疱疹の前兆として、片側の顔面や頭部に違和感やピリピリした痛みが現れ始めます。前兆が起きてから2〜3日後に、三叉神経の第1枝の支配領域に沿って、額やまぶた、鼻などに発疹が広がり、赤みや水疱、膿、痂皮(かひ:かさぶた)が形成されます。
発熱や頭痛が起こることもあります。

眼部帯状疱疹が進行すると、眼に合併症が生じます。
結膜炎や角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎、眼輪筋麻痺などが起こる可能性があります。
これらの合併症により、眼の充血や強い痛み、まぶたや角膜の浮腫、羞明(しゅうめい:光が異常にまぶしく感じること)、視力障害などの症状が現れます。
適切な治療のタイミングが遅れると、神経痛などの後遺症が残る可能性があります。

眼部帯状疱疹の検査・診断

眼部帯状疱疹の診断は、主に特徴的な皮膚病変の観察と細隙灯顕微鏡検査による眼の合併症評価によっておこなわれます。眼部帯状疱疹が発症している場合は、額や上まぶた、鼻の先に片側性の発疹が認められます。

細隙灯顕微鏡検査では、細隙灯という拡大鏡によって結膜炎や角膜炎などの眼合併症を詳細に観察します。
「フルオレセイン」という染色を用いて角膜の微細な病変を確認することもあります。

眼の合併症は皮膚症状より遅れて出現する可能性があるため、診断が不確実な場合はPCR検査や血中のウイルス抗体価の測定などが実施されることもあります。

配信元: Medical DOC

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