
Educate Japan代表の手帳研究家てらたま氏は、11月22日(土)、大阪府の金蘭会高等学校にて、3年生を対象とした特別授業「私らしく毎日を輝かせる方法〜書くことで見えてくる“本当のわたし”〜」を開催した。
心の教育の普及を目指す手帳研究家・てらたま氏

てらたま(寺田真弓/てらだまゆみ)氏は、手帳研究家であり、DreamistとEducate Japanの代表取締役。1987年岐阜県生まれ、3児の母だ。岐阜大学教育学研究科・教職大学院を卒業後、約10年間にわたり小中学校の教員として教壇に立つ。
第一子の出産・育休とコロナ禍が重なり、孤独な育児や過労による心身の不調を経験。感情をコントロールできずに苦しむなか、手帳に感情を綴りはじめた。書き出すうちに、自身の強い感情には一定のパターンがあること、穏やかでいられる日には要因があることに気づき、手帳を使った自身のご機嫌の取り方を習得する。
これをきっかけに手帳研究に力を入れるようになり、手帳の使い方をSNSで発信。やがて、フォロワー向けの手帳講座を開始するようになり、教員を退職する。
その後は、手帳研究家として精力的に活動を開始し、手帳のオンライン講座を開講。時間管理・目標達成・感情ケアの3つを軸にしたプログラムは好評を博し、3年間で延べ2400人以上の女性が受講したという。
2024年には東京大阪名古屋の3都市セミナーや海外セミナーを開催し、東京都主催のセミナーにも招かれた。今年Educate Japanを設立し、日本における心の教育の普及を目指している。
繊細な時期の生徒たちの心に寄り添う特別授業を開催

現在、日本の教育現場において、自身の感情の扱い方やメンタルヘルスを体系的に学ぶ機会はまだ多くはないだろう。一方で、SNSの普及により他者と自分を比較しやすく、知らず知らずのうちに自己肯定感を低下させてしまう若者が増えているという。
特に高校3年生という時期は、受験や就職、卒業といった大きな環境変化に直面し、心が不安定になりやすい繊細な時期だ。こうした現状に対し、「生徒たちの心に寄り添いたい」という学校側からの要請に応える形で、本特別授業の開催に至ったそう。
授業では、ネガティブなものも含め、全ての感情には意味があり、どれも大切な「自分からのメッセージ」であることを解説。これからの人生を自分らしく歩むための「心の整え方」について授業が行われた。
