自己理解を深めるワークで生徒たちの表情も明るく変化
当日はオリジナルのワークシートを用い、生徒たちが「最近感じた感情」を書き出す実践ワークを実施。単に感情を羅列するだけでなく、その裏側に隠れている「本当はどうしたかったのか？」という本音(一次感情)まで掘り下げることで、自己理解を深めるプロセスを体験した。
授業後のアンケートでは、自身の感情と向き合った生徒たちから多くの反響が寄せられた。「イライラすることも、自分を守るための大切な感情なんだと初めて知りました」や「書いて気持ちを整える方法を、もっと詳しく学びたいと思いました」という声もあがったそう。
同社は、これまで「ネガティブな感情はダメなもの」と捉えていた生徒たちが、自分の気持ちを否定せずに受け入れる大切さを実感し、表情が明るく変化していく様子が印象的だったと振り返る。
参加した高校3年生全員へ自著をプレゼント
この特別授業は、12月現在実施中のクラウドファンディングを通じて、集まった支援により実現した。同プロジェクトでは、感情に振り回されて苦しくなるのではなく、自分の感情に意識を向け、「自分の気持ち」を置き去りにせずに、自分らしく日々を過ごせる人を増やすことを目指している。
その趣旨に基づき、支援金は書籍の購入・配送等に活用され、教育機関をはじめ、子どもや保護者に関わる場を中心に寄贈が進んでいる。金蘭会高等学校での授業においても、その取り組みの一環として、参加した高校3年生全員へてらたま氏著「感情が整う 気持ち手帳」(フォレスト出版)を贈呈した。
同社は支援者の「次世代を応援したい」という温かい想いが生徒一人ひとりの手元に形となって届いたことに感謝するとともに、今回の実施を一つの起点として、教育現場や地域・家庭へ「感情を大切にする学び」を広げていくとしている。
てらたま氏の活動に興味がある人は、クラウドファンディングをチェックしてみては。
CAMPFIRE：https://camp-fire.jp
プロジェクト名：感情を整える「気持ち手帳」メソッドを広めて毎日をご機嫌に過ごせる人を増やしたい！
(佐藤 ひより)
