毎日当たり前のように行っている歯磨き。しかし、「力を入れてゴシゴシ磨く」「歯磨き剤をタップリつける」など、私たちが正しいと思っている習慣の中には、実は歯にダメージを与えてしまうものも少なくありません。そこで、歯磨きでよくある間違いや誤解と正しいケアを、あんどう歯科・美容皮フ科の安藤先生に教えてもらいました。

監修歯科医師:
安藤 雄基(あんどう歯科・美容皮フ科)
愛知学院大学歯学部卒業。岐阜県立多治見病院での研修を経て、名古屋市内の複数の歯科医院に勤務。その後、あんどう歯科・美容皮フ科を開院。治療という概念を超えて関わる全ての人の人生をより豊かにすることを理念とし、歯科医療と美容医療の両面からトータルケアを提供。患者さん一人ひとりと誠実に向き合い、長期的な視点での治療とケアを心がけている。また、医療を通じて「幸せ」を提供することをモットーとし、誰もが安心して通える居心地の良い環境づくりに注力している。
編集部
歯磨きでよく見かける間違いや、正しいと思い込んでいるけど実は正しくないやり方・考え方にどのようなものがありますか?
安藤先生
一番気になるのは、歯磨きにかける時間が短すぎることです。日々お忙しい方も多いため、歯磨きの回数も含めて十分な時間を確保できていない方が目立ちます。また、力を入れて磨く方も多いのですが、強く磨いても歯ブラシがうまく当たっていなければ汚れは落ちません。それどころか、かえって歯や歯ぐきを痛めてしまう可能性があるため、あまり力をいれて磨かないようにアドバイスしています。
編集部
歯磨きは1日に何回、どのぐらい時間をかけて磨くのがいいのでしょうか?
安藤先生
推奨されるのは毎食後、朝・昼・晩の3回です。1回の歯磨きには、少なくとも最低2分以上かけることをおすすめしています。とくに、就寝前の歯磨きは時間をかけて丁寧に磨くことが大切です。
編集部
そのほかに、歯磨きでありがちなNG習慣や気をつけたい点はありますか?
安藤先生
歯磨きの後すぐに間食してしまう方も多いのですが、そうするとせっかくの歯磨きの効果が低減してしまいます。歯磨きをしたら最低でも30分、可能であれば2時間程度は飲食を控えるようにしましょう。また、歯磨き剤の効果を過信して大量に使用したり、特定の歯磨き剤で歯周病が改善すると考えたりする方がいらっしゃいます。しかし、歯磨き剤はあくまでブラッシングを補助するものですので、あまり過信しすぎないようにしましょう。
編集部
歯磨き剤の使用量の目安を教えてください。
安藤先生
フッ素(フッ化物)が配合された歯磨き剤については歯ブラシに乗る程度、1.5~2cm程度が推奨されています(6歳以上)。お子さんについては、2歳未満で米粒程度(1~2mm)、3~5歳でグリーンピース程度(5mm程度)が適量とされていますが、詳しい使用量については歯科医にご相談ください。
※この記事はメディカルドックにて<歯磨きでやってはいけない「NG習慣」 歯科医が教える正しい歯磨きとケア用品選び>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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