変わらない現状に限界を感じる
さらに3か月が経過。亮さんの不倫関係は続いていた。和馬の報告はいつまで経っても「まだ別れない」と頼りないもの。ずっと友達を騙している罪悪感に悩まされ続けた私は、変わらない亮さんに対して苛立ちを感じるようになる。どうして妻子ある身でありながら、不倫なんてできるのか。以前は面倒見がいい先輩だと思っていたので余計に裏切られた思いだし、何より千鶴を騙していることが許せない。
意を決して、ある行動を起こすことにした。亮さんを私からも説得してみよう。そう考えて、彼が経営している飲食店に直接足を向けた。
あとがき:不倫を知った立場も苦しい
亮の不倫を隠し続ける状況に、真帆は悩まされます。夫婦同士の問題に他者がどこまで介入していいのかわからず、バラしても結果、千鶴を傷つけるだけではないか…と考え、なかなか行動できません。確かに「知らなかったのは自分だけ」という状況は、サレ妻にとってはつらいものでしょう。しかし、真帆の立場もとても苦しいものです。
彼女が最後に決意した亮への説得。これが、彼の心に一石を投じるきっかけになります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

