コンビニ大手3社のクリスマス戦略 / 「物価高騰」の影響でクリスマス市場は縮小傾向に

コンビニ大手3社のクリスマス戦略 / 「物価高騰」の影響でクリスマス市場は縮小傾向に

〈コンビニ各社のクリスマス戦略3 セブン‐イレブン〉

セブン‐イレブン・ジャパンでは、クリスマスに“手軽さ”を意識しつつも自宅で本格的なメニューを楽しむ商品を提案する。

市場ニーズを意識し、昨年から小さいサイズのケーキを5品目増やし、13品目に拡充した。

発売29年目となる、「クリスマスかまくら」(税込3218円)は、素材にこだわりながら価格据え置きで販売し、コストパフォーマンスをアピールする。

セブン‐イレブン「クリスマスかまくら」など

11月27日時点での予約数ランキングでは、同商品が1位、2位は「ガトー・フレーズ 4号」(税込3,402円)、3位は「チョコデコレーション4号(ベルギー産チョコのクリーム使用)」(税込2,808円)と、手ごろな価格の2~3人向けのケーキも好調だという。

カウンター商品では「スペシャルななチキ(骨付き)」(税込380円)を、衣の配合を見直しスパイスを増量させ、特別感のある商品に仕立てた。「確かなおいしさと値ごろ感」を意識し、オードブルやチキン、ワイン等約50品を揃える。

セブン‐イレブン「スペシャルななチキ」

今年のクリスマスは平日だが、無理なく効率的に、いつもより少し贅沢な食卓を楽しみたいと考える人は多い。各社コンビニは予約販売を推進し、ケーキ、惣菜など個食サイズを拡充することで、多様化するニーズを捉えようとしている。

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