「顔面播種状粟粒性狼瘡」の原因とは 毛包炎症と肉芽腫形成の関係を医師が解説

「顔面播種状粟粒性狼瘡」の原因とは 毛包炎症と肉芽腫形成の関係を医師が解説

顔面播種状粟粒性狼瘡の前兆や初期症状について

顔面播種状粟粒性狼瘡の症状は、顔の中心部分にあらわれる発疹が特徴です。顔以外の部分に症状が出ることは非常にまれです。

まぶたやその周囲、鼻、頬、口の周りなどに、赤黄色や茶色の小さな吹き出物のような発疹が複数できます。左右対称にあらわれるのが特徴で、かゆみや痛みなどの症状はほとんどありません。
発疹の数は数か月かけて増えていくことが多いです。1~2年程度で自然に治っていく傾向がありますが、小さなくぼみ状の傷跡が残ることがあります。
(出典:National Library of Medicine「Lupus miliaris disseminatus faciei」)

特徴として、通常の吹き出物やにきびでよく見られるようなかさぶた、血管が浮き出たような症状、顔が赤くなるような症状は見られません。
冷やすことで症状が悪化したり、暑さで改善したりするような温度による発疹の変化も見られません。

顔面播種状粟粒性狼瘡の検査・診断

顔面播種状粟粒性狼瘡の診断には皮膚生検が重要ですが、他の病気との鑑別のために複数の検査を組み合わせて総合的に判断します。

皮膚生検

顔面播種状粟粒性狼瘡を確実に診断するには、皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる検査が重要です。顔面播種状粟粒性狼瘡であれば、肉芽腫が見つかり、肉芽腫の中心部分には組織の壊死が確認できます。

鑑別のための検査

顔面播種状粟粒性狼瘡は他の皮膚の病気と症状が似ているため、複数の検査を行い、鑑別することも重要です。

結核などの感染症との鑑別のために、細菌検査を行うことがあります。また、サルコイドーシスという病気との鑑別のために、胸のレントゲン検査や血液検査を行うこともあります。

配信元: Medical DOC

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