顔面播種状粟粒性狼瘡の治療
顔面播種状粟粒性狼瘡は自然治癒することもあり、根本的な治療は分かっておらず、一般的に薬物療法が行われます。薬物療法とレーザー治療を組み合わせた治療によって改善された報告もありますが、十分な研究データが集まっていないのが現状です。
薬物療法では、第一選択薬としてテトラサイクリン系という種類の抗生物質が使われます。症状が改善した後も、再発を防ぐために数か月間の継続した治療が必要になることがあります。
症状が強い場合や患者の意向で早い改善が求められる場合は、ステロイド薬を使うことがあります。ただし、長期使用による副作用の心配があるため注意が必要です。
顔面播種状粟粒性狼瘡になりやすい人・予防の方法
顔面播種状粟粒性狼瘡は、20歳代から40歳代の若い成人に多く発症する傾向にあります。しかし、まれに小児や高齢者でも発症することも報告されています。性別による発症の差はほとんど見られず、男女ともに同じように発症する可能性があります。
予防法に関しては確立されていませんが、毛包や皮脂腺との関連が指摘されていることから、日常的に皮膚の清潔を保つことは重要とされています。
過度な洗顔や強いスクラブ剤の使用は、かえって皮膚を刺激し、症状を悪化させる可能性があります。顔の皮膚を過度に刺激しないよう、強い日差しを避けたり、適切なスキンケア製品を選んだりすることも大切です。
また、早期発見につなげることも症状を悪化させない予防策の一つです。顔の中心部、特にまぶたの周りに小さな発疹が複数現れた場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。早い段階で治療を始めることで、発疹が治ったときにできる「跡(瘢痕)」を最小限に抑えられる可能性があります。
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参考文献
National Library of Medicine「Lupus miliaris disseminatus faciei」
徳島県医師会「顔面播種状粟粒性狼瘡」

