︎3.体の痛み
腰痛や関節痛などがある場合は、何度も寝る体勢を変えたり、いつもとは違う体勢で寝ることがあります。
また、いつもはキャットタワーの上で寝ていた猫が、いきなり床にあるベッドで寝ているなど、今までよりも低い場所で寝ている場合には、体に痛みがあるサインかもしれません。
高齢で動きが遅くなってきた場合や、段差を登るのが難しくなってきた場合には、まずは動物病院で関節炎などの治療を始め、それと同時に猫が段差などを使わなくても安心して寝ることのできる場所を確保しておいてあげましょう。
︎4.心理的な変化
猫が安心して寝ている場合には、お腹を出して仰向けや横向きで寝たり、首を伸ばした状態で寝たりします。
もしも、いつもはリラックスした体勢で寝ている猫が、顔を伏せて寝ていたりする場合には、何か警戒心が高まっているサインかもしれません。
猫は環境の変化にとても敏感な動物で、部屋の中の段ボール1つを違う場所に移動しただけでストレスになると言われています。部屋の模様替えやベッドの交換をする際には一気に全部をやるのではなく、猫のストレスをなるべく最小限にするために少しずつ行うようにしましょう。
逆に猫が飼い主さんの近くで寝ていたり同じベッドで寝ていたりする場合には、飼い主さんを信頼しリラックスしているサインです。猫の寝る場所が飼い主さんの顔に近ければ近いほど信頼度は高いと言われています。飼い始めたばかりの猫が、だんだんと顔に近いところで眠るようになった場合には嬉しいサインとして受け取りましょう。

