幼稚園の先生と良好な関係を築くことは、安心して子どもをお願いするうえで欠かせないことだと思っています。それなのに、夫が起こしたある行動が原因で、先生との関係が壊れそうになったことがありました。
今思い返してもモヤモヤが晴れない、夫が巻き起こした騒動についてお話しします。


運動会でのトラブルと先生の対応
4歳の息子が参加した幼稚園の運動会でのことです。かけっこなどの競技が終わり、最後の全体体操のときにトラブルは起きました。お友だちにからかわれてカッとなった息子が、そのお友だちを叩いて泣かせてしまったのです。
すぐに駆け付けた担任の先生は、双方の話を公平に聞いたうえで、先に手を出した息子に「ごめんなさいは言った?」とやさしく促しました。息子が謝ると相手のお友だちも謝ってくれ、その場は無事に仲直り。
少し離れた場所で見守っていた私は、先生の適切な対応に胸をなで下ろしました。
「息子が悪者?」理不尽に怒る夫
ふと隣にいる夫を見ると、ものすごい形相で担任の先生を睨みつけているではありませんか。驚いて理由を聞くと「息子が悪者扱いされていてムカつく」と憤慨しています。「お互いに謝って解決したから大丈夫だよ」となだめましたが、夫の興奮はなかなかおさまりません。
私は、先生が日ごろから息子をよく見てくれていること、今回も子どもたちの仲を考えたうえでの対応だったことを懸命に伝えました。すると、夫も「わかった」と答えたため、私はてっきり納得してくれたものと思い込んでいました。

