便潜血検査と大腸カメラの選び方と受診の目安
編集部
便潜血検査はどのくらいの頻度で受けるのが理想的でしょうか?
宮田先生
便潜血検査は毎年受けることが理想的です。大腸がんはゆっくり進行するため、年1回の定期検査で早期に異常を捉えられる可能性が高まります。特に40代・50代はリスクが高まる時期であり、継続することで安心にもつながります。市区町村のがん検診制度を利用できるケースも多く、費用面でも続けやすい検査です。
編集部
大腸カメラ検査を受ける適切な間隔や目安について教えてください。
宮田先生
大腸カメラを受ける頻度に明確な決まりはありませんが、一般的には3〜4年ごとを目安に考えるとよいでしょう。便潜血検査を毎年受けており、その結果に異常がなければ、3〜4年に一度の大腸カメラで十分といえます。もし便検査を実施していない場合や、家族に大腸がんの既往があるなどリスクが高い場合は、2〜3年に一度の間隔で受けるのがおすすめです。40代後半から50代はリスクが上がる年代のため、一度は検査を受け、その後は医師と相談しながら自分に合った頻度を決めることが大切です。
編集部
40代・50代の方が検査を受けるうえで、便潜血検査と大腸カメラをどのように使い分ければよいでしょうか?
宮田先生
便潜血検査は毎年手軽に受けられる一次検査として有用で、大腸カメラは診断と治療を同時におこなえる精度の高い検査です。40代・50代の方は、まず便潜血検査を継続し、陽性や症状が出た場合には迷わず大腸カメラを受けることが基本です。さらに、家族歴がある方や気になる症状がある方は、便潜血を待たずに直接大腸カメラを受けることが将来の安心につながります。
編集部まとめ
便潜血検査は毎年気軽に受けられる「入り口」、大腸カメラは診断と治療を兼ねる「本丸」の検査です。40代・50代からは、便潜血を継続的に受けつつ、必要に応じて大腸カメラを組み合わせることが大腸がん予防の鍵となります。今回の記事が、皆様が自分に合った検査の受け方を考えるきっかけとなりましたら幸いです。

