【富山県南砺市】世界遺産・五箇山の伝統的な雪遊びを現代風に!「BENTA」体験イベント開催


富山県・南砺市観光協会は、五箇山の伝統的な雪遊びを現代風にアレンジしたスノーアクティビティ「BENTA(ベンタ)」を体験できるイベントを、2026年2月7日(土) 9:00~16:00に閑乗寺公園にて実施する。

五箇山に伝わる昔遊び「BENTA」


世界遺産五箇山合掌造り集落のある「五箇山」は、日本有数の豪雪地帯であり、昔から子どもたちが「ベンタ」で遊んでいた。かつて雪道での物資運搬に「ベンタ」と呼ばれる木の板が使われていたものを、地域の子どもたちが、雪の上を滑って遊ぶ道具となったのがはじまり。ベンタは、一枚の木の板に縄をつけたもので、板の前方はスキー板のように少し反り立っている。当時から、立って滑ったり、ソリのように座って滑ったりして遊ばれていた。

BENTAプロジェクトのはじまり

南砺市は、市域の約8割を占める森林や白山国立公園などの豊かな自然、庄川・小矢部川といった急流河川、そして美しい散居村の景観といった多様な地域資源に恵まれている。これらの資源を最大限に活かした新しいアドベンチャートラベルを創出するため、南砺市観光協会は市内の観光事業者と共にワークショップを開催した。

現代版BENTA

その議論の中で、メンバーの一人から五箇山に伝わる昔の雪遊び「ベンタ」の存在が提案された。「ベンタのり」とは、五箇山の昔の暮らしの資料にも紹介されている、ビンディングもない一枚の板で雪上を滑る遊び。

この伝統的な遊びを現代版にアレンジし、南砺の新たなスノーアクティビティとして普及を目指すべく、試行錯誤を重ね、2024年に「BENTAプロジェクト」としてスタートした。


その年の11月には、メンバーでベンタを制作し、南砺市内のキャンプ場やゲストハウスなどに設置した。

提供元

プロフィール画像

STRAIGHT PRESS[ストレートプレス]

ストレートプレスは、グルメやファッション、ビューティー、ライフスタイルなど、身近なカテゴリで、日本全国を網羅した情報を幅広く取り上げ、生活に役立つ情報をストレートに発信するニュースメディアです。