発熱時のけいれんは要注意! 「けいれん重積型急性脳症」の前兆と受診の目安を医師が解説

発熱時のけいれんは要注意! 「けいれん重積型急性脳症」の前兆と受診の目安を医師が解説

けいれん重積型急性脳症の前兆や初期症状について

けいれん重積型急性脳症では、突発性発疹やインフルエンザなどの感染症によって発熱しているときにけいれん発作が現れ、その後に意識障害がみられます。

けいれん重積型急性脳症の前兆として、感染症の症状に加え、興奮していたり普段とは異なる様子などがみられたりすることがあります。機嫌の悪さやぐったりした状態も見逃してはいけない重要なサインです。

けいれん発作が始まった際には、発作の時間や様子の観察を記録しておくことが、後の医師の診断に役立つことがあります。

多くの症例では、けいれん発作や意識障害が起こったあと、いったん意識が回復します。
ただし、数日後に再びけいれん発作が起こり、意識障害も現れます。その後、けいれん発作と意識障害が繰り返し生じることもあります。

また、意識の回復がみられても、大脳皮質の機能が低下することにより知能障害や運動障害などの症状が現れることもあります。

特に、時間が経ってもけいれん発作が収まらない場合や反応が鈍くなるなどの異常がみられたときは、すぐに医療機関へ行くことが大切です。初期に適切な対応をすることで、病気の進行を防げる可能性があります。

けいれん重積型急性脳症の検査・診断

けいれん重積型急性脳症の主な検査は、画像診断(MRIやCT)です。この検査では、脳の腫れや出血がないかなど脳の異常の有無を確認します。

病状を把握したり他の病気と区別する目的で、バイタルサイン(血圧や呼吸数など)のモニターや、血液検査、脳波検査をおこなうこともあります。

血液検査では、感染症の有無や代謝の異常を調べます。脳波検査では、脳の電気的な活動を確認し、けいれんがどのように起こっているのか、また広がっているのかを調べます。

診断基準は「子どもで感染症がきっかけで発症する。頭部外傷や脳炎は除外する 」「発熱当日または翌日にけいれんが起こる」が条件であり、これらの検査結果から総合的に診断します。

診断が遅れると脳に大きな負担がかかる恐れがあるため、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。

配信元: Medical DOC

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