3.何かを伝えたい気持ちが高まっている
もうひとつ多いのが、「お願い」や「要求」を伝えるためのアイコンタクトです。
ごはんの時間が近い、遊びたい気分になってきた、トイレが汚れているなど、猫なりに言葉以外で状況を知らせようとしているケースです。
たとえば、キッチンに立っているあなたを足元から見上げ続けていたり、ドアの近くで視線を送りつづけたりすると「気づいてほしい」という気持ちが高まっているサインになります。
愛猫の視線にどう返すのが正解?
アイコンタクトに応じるときは、優しくゆっくりまばたきを返すのが一番自然です。
猫にとって「ゆっくりまばたき」は敵意がないことを示す合図なので、同じテンポで返すだけで気持ちが落ち着きます。
片目を閉じてウインクすることも、まばたきと同じように猫からの視線に対してちゃんと応えることができます。
じっと凝視し続けると緊張を与え、「敵視している」と受け取られてしまうこともあるため、リラックスした呼吸で視線を柔らかく保つのがコツです。
さらに、要求がありそうなら環境を確認してフォローすると、猫の安心感がより強まり、信頼が生まれます。
猫は「わかってくれた」という経験を重ねるほど、アイコンタクトを積極的に使うようになるでしょう。

