「ぬるくなるくらいまで戻してほしい」 料理家の今井真実さんが教える“上手なステーキ肉の焼き方”

「ぬるくなるくらいまで戻してほしい」 料理家の今井真実さんが教える“上手なステーキ肉の焼き方”

日本の「家庭料理」を世界に発信していきたい


今井さんは仕事などで海外に行くこと多いが、さまざまな場面で日本の家庭料理の広がりを感じているそう。

「オージービーフのPRアンバサダーになったときに、みんなで料理対決があったんです。そこで寿司飯に梅酢と梅干しを混ぜて、ステーキを乗せた、ステーキのちらし寿司を出したんです。そうしたら、『この寿司飯すごくおいしい』って。『日本の家庭料理だよ』って説明したら、みんな面白がってくれたんです」

ジャカルタのホテルから、日本の家庭料理でコラボレーションディナーをやってほしいと招待もされた。

「肉じゃがとかお好み焼きとか、日本のトラディショナルな家庭料理を教えてほしいというので、お雑煮などを持って行ったんです。そうしたら、こんなに簡単な方法でこんなにおいしくできるのかってすごくびっくりされたんです」

世界での日本料理の人気の高さを感じる一方、日本の家庭料理はあまり知られていないという現実にも直面した。

「私は常々、家庭料理の地位が低いと感じていて、それは何も外国だけの話じゃなくて、国内でも家庭料理の地位が低いんじゃないかってすごく思っているんです。例えば、食のイベントがあったときでも、家庭料理は脚光を浴びないんですよね」

そこにすごくジレンマを感じ、何とかして変えていきたいという想いが強いという。

「1つ1つのレシピの価値を上げていきたいと思っているし、家庭料理というものの素晴らしさはもちろん、日本の家庭人は普段からすごく料理をしているということを国内外で発信していきたいです。家庭料理の世界は置いてけぼりになっているような気がしているので、そこの部分をもっと広げていきたいです」


「日本の家庭料理を世界に発信していきたい」というのは、今井さんの今後の展望の1つでもある。

「オージービーフのPRアンバサダーになってから、本当に視野が広がって、日本国内と世界中を同じ感じで考えられるようになったので、日本の家庭料理を世界に発信していきたいです。そして、逆に学んだことを日本に還元していきたいとすごく思っています。世界の料理を勉強されて日本で伝えている方はたくさんいらっしゃいますが、私は日本の家庭料理の素晴らしさを同じ熱量で発信していきたいです」

(TEXT:山田周平)

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【ゲスト】

第53回・第54回(11月21日・28日配信) 今井真実さん


料理家・オージービーフPRアンバサダー日本代表/兵庫県神戸市出身、東京都在住。レシピやエッセイ、SNSでの発信が幅広い層の支持を集め、雑誌、web、企業広告など多様な媒体で活躍。身近な食材を使いながら、香りや発酵、異国のニュアンスをさりげなく重ねる料理が特徴で、「知っているのに知らない味」「料理が楽しくなり、何度も作りたくなる」と高い評価を得ている。2023年、オージービーフPRアンバサダー日本代表に選出され、国内外でのレシピ開発やブランド発信、海外シェフとのコラボレーションなど、海外でも活動の幅を広げている。著書に『

毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)ほか多数。近刊に山田詠美氏との共著『Amy's Kitchen』(左右社)などがある。

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【パーソナリティ】 

クックパッド株式会社 小竹 貴子


クックパッド社員/初代編集長/料理愛好家。
趣味は料理🍳仕事も料理。著書『ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる』『時間があっても、ごはん作りはしんどい』(日経BP社)など。

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