第一志望校でのビリと第二志望校でのトップは、どちらがいいか?

続いては少しテーマを変え、「第一志望校のでビリと第二志望校でのトップは、どちらがいいか?」という問題について。「ほとんどの人は第一志望に滑り込んでほしいと思っているけど、必ずしもそれがいい結果になるわけではない」と中室氏。第一志望校で成績最下位よりも第二志望校でトップになるほうが良い結果になるということを示す研究があり、考えられる効果には「自分に自信がつくことによる効果」と「周りから優秀だと思われることによる効果」があるが、中室氏は前者だと断言。「周囲の人は思っているほど(最下位の人とトップの人とで)態度を変えていない。先生は1位でも最下位でも対応を変えることはないし、親は最下位ほどお金を投資する」と話し、「子ども本人が自分のことをどう考えるか」が大事だと明言します。また、自分と人と比べない物差しを持つことも大切だと明かし、話を締めくくりました。
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(マイナビ子育て編集部)
