大好きになった人に嫌われないように、捨てられないように、自分を抑えて相手に合わせてしまうと、どんどん息苦しくなってしまいますよね。今回はそんな関係のスズカさんとタカシさんのお話です。
産後の妻と娘を気にせず３日連続飲み会に出かける夫
夫タカシは、スマホから目をそらさず、無表情で「そんなに嫌なら離婚する？」といつものように言いました。呼び出されるとすぐに飲み会に出かけていく夫に、もう少し参加する回数を減らしてほしいとお願いしただけなのに。泣き止まない娘モモをあやしながらもタカシとちゃんと話したい私ですが、タカシは誰かに返信しながらまるで気にしていない様子。きっと今日も行くんだね。
私は初めての子モモを出産し、まだ退院してきたばかり。タカシは出産祝いで友達が誘ってくれていると言いますが、もう３日連続です。モモのお世話だってまだ新米ママの私は手探りだし、産後で体もまだまだしんどいのに「こっちにも付き合いがある」って。
友達が祝ってくれるのは有難いことかもしれないけど、娘を迎えて嬉しくないのかな。「別に浮気してるわけじゃないし、ただの飲み会じゃん？」とイラつくタカシに、子どもが産まれたばかりなのに、女の人もいる飲み会に夜な夜な出かけていくことに苦言を呈すると、さらにイラつかれてしまいました。
夫が友達と出かけることを嫉妬したり束縛して文句を言っているかのように、私の性格を指摘するタカシ。だから友達少ないとか、誰からも出産祝いの連絡がないとか言われてしまいました。私の友達には既婚者もいて出産したばかりの私を気遣ってくれているだけだと説明しても全く聞いていません。
タカシへの訴えも空しく、タカシは「俺のやり方が嫌なら離婚だ、離婚」と言いながらやはりこの日も飲み会へ出かけてしまいました。またいつものパターン。私は大きくため息をつきました。
友達との飲み会なら、スズカさんが入院している間にもさんざん行っていただろうにと、つい勝手な想像をしてしまいます。目も合わさず聞く耳も持たず飲み会に、しかも３日連続で出かけてしまうタカシさん。家族と向き合う日は来るのか心配です。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
