11月中旬より始まった茨城県鹿島沖の大型マダコラッシュ。
その後2週間経過しても勢いは衰えることなく、次つぎと渡りの大型が入ってきてますます活況を帯びている。
「大型は多いですが小型も結構交じるのでタコはかなり多いと思います」と茨城県鹿島港・幸栄丸の小野慧船長。
航程30~40分の鹿島沖には、沖から大型が入ってくるだけでなくこれから成長する小型も多いため、今後のシーズンはまだまだ続きそうだという。
取材日は朝イチから目が回るようなラッシュが1時間ほど続き、3kg前後交じりで5杯ほど釣る人が何人かいた。
後半にも乗り乗りタイムがやってきて、終わってみればトップ13杯が2人と絶好調。
このまま乗り続ければ、年末はもちろん年越し後も継続するとのことだ。

初挑戦で初マダコ

2日連続で乗船し13杯ゲット
鹿島沖のマダコが激アツ状態が続いているのは知っていた。
なんせ、鹿島沖に渡りの大型が入ってきた2日後に訪れてその釣れっぷりを目の当たりにしていたし、その後も釣果をチェックしては「はあ、あの感触をもう1回味わいたい」と思っていたのだ。
どうにかして再訪の機会はないかとうかがっていたところ、釣行レポート取材の指令が。
「その後の状況を読者の方がたにお伝えする」という大義名分ができたのをいいことに、11月29日に茨城県鹿島港の幸栄丸にすっ飛んだ。

平日ながら2隻で出船
開始1時間は猛ラッシュ
船宿へ3時半ごろに到着すると駐車場は大方埋まっていた。
この日はマダコ2隻、マダイ、ヒラメで出船。
いつもニコニコの小野慧船長にあいさつして15号船に乗り込む。
2隻で15人ぐらいずつ乗船するようでなかなかの熱気だ。
乗船者にあいさつして回ると、一人の方の餌木ケースの中身がまるでポテトサラダのよう。
マヨネーズまみれに見えたのだが、聞けばバターに漬けているのだという。
前日からの連続乗船で前日は3杯しか釣れずに再戦したという。
準備中に仲乗りさんが「使うかい?」と聞いて回っていたので豚の脂身を少し分けていただく。
これを餌木に輪ゴムでしっかりと装着する。
5時半ごろに筆者合わせて16人で出船。
船は北側に進路を取り40分ほどでポイントに到着。
「水深は28m、オモリは60号でお願いします」のアナウンスでスタート。
左舷から風を受けて流す横流しで開始すると、ほぼ着底と同時に右舷のバター餌木氏が巻き始める。
それに続いて数人にも乗った。
上がってきたのは想像していたのより小さく500g前後か。
そんなのが10分で10杯くらい上がっただろうか。
「まだこんなのもいますから数は結構多いと思います」と船長は言うが、大きいのはもういなくなっちゃったのだろうか?
すると、いきなりスイッチが入ったのかポイントに入ったのか、明らかに竿の曲がり方が違う。
手巻きの人は青筋を立てながら必死の巻き上げ。
ここから2~3kg前後のラッシュが突如として始まる。
「左の後ろで上がりましたよ。右前も巻いています」と船長が教えてくれてカメラを持って駆け回る。
「今のうちにお土産釣ってくださいよ」と船長に言われるものの、「こっちきたよ」、「あっちのデカそう」ときたもんだから忙しいったらありゃしない。
バター餌木の人は驚きの大型を3連チャンで決める。
「最後は一番大きかったですが、海面でバレちゃいました」
自席に戻ると仲乗りさんが私のリールを巻いている。
撮影に走り回る私の代わりに仕掛けを入れたらすぐに乗ってきたとのこと。
そのタコも2kg前後ありそうだった。
さあ、自分も釣ろうと仕掛けを落とす。
餌木を2個付けにして小づき始めた直後に根掛かりのような感触が。
仕掛けが斜めに入っているのでどちらか自信がなかったが「エイ」と合わせるとズーン。
上がったのはやはり2kg前後。
その直後にも同級がきた。
1時間ほどはまさにお祭り状態で、この時点で5杯以上釣った人も数人いた。
根掛かりもほとんどなく釣れ続いた。
「平たんなところから磯に近付いたところでよく乗りますね」と船長。

開始1時間でも十分な釣果
知っ得!脂と匂いで誘惑する
集魚(タコ)効果があり抱き付き時間が長くなるという理由で、船宿では豚の脂身などを餌木に巻きつけるのをすすめている。
最近はバターも人気で餌木をバターまみれにして使うと効果があるのだとか。
この日も数人がこれで釣っていた。
ちなみにトップの人はバター餌木だった。

この状態で冷蔵庫に保存するとか

