”悪性化”しやすい「胃ポリープの見た目」は?進行時の症状も医師が解説!

”悪性化”しやすい「胃ポリープの見た目」は?進行時の症状も医師が解説!

胃ポリープの悪性・見た目についてよくある質問

ここまで胃ポリープの悪性・見た目などを紹介しました。ここでは「胃ポリープの悪性」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

悪性と良性の胃ポリープを区別する方法を教えてください。

胃ポリープには3種類あります。見た目で扁平・灰白色のポリープは腺腫で、悪性化する可能性があります。赤くて表面に凹凸がある過形成ポリープは良性ですが、悪性化するリスクがあります。粘膜と同色でツルツルの胃底腺ポリープは良性で、悪性化の可能性はほぼゼロです。いずれも見た目の判断で、確定診断は組織を採って調べる生検で行います。

胃ポリープの治療はどのように行いますか?

腺腫の場合は前がん状態なので、多くは内視鏡による切除が推奨されます。過形成ポリープは2cm以上の大きさや増大傾向が見られた場合は切除し、小さいものは経過観察です。胃底腺ポリープの場合は治療せず、経過観察が一般的です。

編集部まとめ

胃のポリープには種類があり、ピロリ菌が関係しない胃底腺ポリープであれば深刻になることはなさそうです。

しかし、ピロリ菌の感染がある方は要注意です。悪性度が低い過形成ポリープでもがん化する可能性があり、腺腫ではさらに悪性化リスクが増大します。

胃が気になる方はまずピロリ菌の感染検査を受けましょう。陽性なら悪性リスクがあるので胃カメラの検査が必要です。両方の検査が一度にできるABC検査の受診をおすすめします。

配信元: Medical DOC

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