点状表層角膜症の前兆や初期症状について
点状表層角膜症の初期症状はさまざまで、患者によって異なる場合があります。
一般的な症状は眼の違和感や異物感で、眼にゴロゴロとした感覚や、何かが引っかかっているような違和感が生じます。充血も頻繁に見られ、眼が赤くなることがあり、涙の量が増加する「流涙」も特徴的な症状です。
点状表層角膜症による眼の痛みは軽度から中程度までさまざまで、チクチクしたり灼熱感を感じたりすることがあります。
乾燥感やまぶしさを感じる患者も多く、特に光に対して過敏になる羞明(しゅうめい)症状が現れることがあります。
視力の低下も報告されており、物がかすんで見えたり、ぼやけたりすることがあります。
しかし、無症状もしくは軽度の症状しか示さないケースもあるため、点状表層角膜症の発症を見落とさないために定期的な眼科検診が重要です。
点状表層角膜症の検査・診断
点状表層角膜症の診断は、主に細隙灯顕微鏡検査とフルオレセイン染色検査によっておこなわれます。
細隙灯顕微鏡検査では、専用の拡大鏡を使用し、細い光線を眼に当てて角膜などの眼の器官を詳細に観察します。
この検査により、角膜表面の微細な変化や異常を確認できます。
より正確な診断をおこなうために、フルオレセイン染色検査が併用されることもあります。
フルオレセインは蛍光色を発する色素で、点眼すると角膜の傷や異常部位が鮮明に浮かび上がります。
フルオレセインを点眼したうえで細隙灯顕微鏡の光を当てると、損傷部位が黄緑色に光って見えるため、点状の傷を正確に把握できます。
フルオレセイン染色検査は、角膜障害の診断だけでなく、ドライアイの評価にも用いられます。
眼の表面に蓄積した涙の状態を評価するBUT(Break Up Time)検査や涙液メニスカス検査では、フルオレセインで涙を染色しながらおこなうことで、よりドライアイの状態を詳細に評価できます。
また、疑われる原因によっては、涙の分泌量を調べるシルマー試験、角膜知覚検査、ウイルスや細菌の検査などがおこなわれることもあります。
コンタクトの形状が眼に合わない可能性がある場合は、角膜のカーブを調べる角膜形状解析検査などが実施されます。
これらの検査を総合的に評価することで、点状表層角膜症の正確な診断と適切な治療方針が決定されます。

