1.外飼いする
好奇心旺盛な猫のために、家の外を自由に出入りさせている方も多いかもしれません。しかし、猫の外飼いにはさまざまなリスクがあります。
ひとつは、感染症になったり寄生虫が付着するリスクが格段に上がることです。野良猫と接触する機会が増え、猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスなどに感染しやすくなります。茂みの中にはノミ・ダニなどの寄生虫が潜んでいることもあるため、野良猫と会わなくても健康に負担をかける可能性があるでしょう。
ふたつめは、交通事故や野良猫との喧嘩で致命的な怪我を負う可能性があることです。骨折や裂傷、脳挫傷、場合によっては命を落とすこともあります。
たとえ病気や事故に遭わなくても、外に出る習慣がついた猫はテリトリーが広がりやすくなります。悪天候や災害時など外に行けないときに無駄にストレスを溜める可能性があるため、家の中だけで飼うことをおすすめします。
2.タバコを吸う
家族の中に、タバコを吸う人はいないでしょうか。タバコは人間の健康にも害を及ぼしますが、猫にとっても悪影響があると言われています。
研究により、悪性リンパ腫のリスクが上がることが報告されています。猫の近くで喫煙しないといっても、衣類やカーテン、カーペットに付いた有害物質が、「三次被害」を引き起こす可能性があります。付着した有害物質を猫が舐めると、体内に混入してしまうことが関連するのではとされています。
また、タバコの吸い殻や灰を猫が誤飲してしまうケースも数多く報告されています。「ニコチン中毒」に陥った猫は、高血圧や痙攣など重篤な状態になるだけでなく、命を落としてしまうことも。愛猫の健康のために、禁煙に挑戦してみるといいかもしれません。

