3.おやつを与えすぎる
猫を可愛がるあまり、おやつをあげすぎてしまう飼い主さんは少なくありません。満足そうな愛猫の表情を見ると、悪いと分かっていてもついつい与えすぎてしまう気持ちになるのでしょう。
しかし、おやつの与えすぎは、肥満になるリスクを高めてしまいます。肥満の猫は糖尿病や尿路結石のリスクが高まることが知られています。
肥満を防ぐためには、1日の摂取カロリーを決めることが大切です。愛猫の体重から、適切なカロリーを計算してみましょう。総合栄養食を与えた上で、与えてもいいおやつの量を割り出します。おやつは小さく刻むことで、与える回数を増やすこともできます。
摂取カロリーの調節とともに、適度な運動で消費させることも忘れてはいけません。キャットタワーやキャットウォーク、飼い主さんとの遊びなどを活用して、健康的な体作りを心掛けましょう。
4.避妊・去勢手術をさせない
猫を飼うにあたって、避妊・去勢手術をするかしないかは重要なポイントになるでしょう。さまざまな考え方がありますが、させなかった場合のデメリットについて知ることは重要です。
避妊・去勢手術をしない場合、性ホルモンや生殖器に関わる病気のリスクを減らすことができません。子宮や卵巣、精巣の病気を発症する猫の数は多く、これらを予防できるのは避妊・去勢手術の大きなメリットといえます。
また、発情行動やマーキングを抑制できないこともデメリットのひとつです。発情しても発散することができないため、精神的に負担をかけてしまうことになります。
実際に、避妊・去勢手術をした猫の方が、していない猫より寿命が長いという報告も。病気になったりストレスを抱える機会が少ないので、結果的には避妊・去勢手術が猫の健康を守ることにつながります。

