「M-1の認知度80%、うちは20%」自虐とボケの嵐! 漫才×コント二刀流決定戦『ダブルインパクト2026』開催が決定

「M-1の認知度80%、うちは20%」自虐とボケの嵐! 漫才×コント二刀流決定戦『ダブルインパクト2026』開催が決定

「ダブルインパクト2026」
「ダブルインパクト2026」 / ※ザテレビジョン撮影

漫才&コント二刀流芸人No.1 を決めるお笑い賞レース「ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1 決定戦」(日本テレビ系)の開催決定会見が12月23日に行われた。MCには初代王者・ニッポンの社長と、黒田みゆアナウンサー、そしてエントリー表明芸人として、コットン、スタミナパン、セルライトスパ、ダンビラムーチョ、ドンデコルテ、ななまがりが登壇し、意気込みを語った。

■「ダブルインパクト」番組詳細

これまで多くの人を魅了してきたネタの二大ジャンル、漫才とコント。サンパチマイク1本で繰り広げる熱き掛け合い “漫才”。独自の世界観とキャラクターで魅せる“コント”。漫才の頂点は「M-1 グランプリ」、コントの頂点は「キングオブコント」と二大大会が存在するが、この大会では、その漫才とコントを両方できる二刀流芸人の頂点が決まる。どちらか片方ではなく、両方で魅せるからこそ輝く、新時代のお笑いスターを決定する。

今回のキャッチコピーは「芸人、出し尽くせ。」。日本テレビと読売テレビがタッグを組んでお送りする本大会の決勝戦は2026年夏に放送予定。エントリーは2025年12月23日から開始し、今回から前年度準決勝進出者は1回戦が免除となる。

■プロデューサーによる大会趣旨と「認知度」の課題

――本日はMCとして、初代王者のニッポンの社長のお二人に来ていただきました。

辻:昨年の発表よりだいぶ早いですよね? 来年はどうなるんかとワクワクしてますよ。

ケツ: テレビ局がしっかり力を入れていこうということで。早くも第2回開催が決定しましたが、キャッチコピーが進化しています。

辻: どんどん二刀流を目指したんか分からんくなってくる(笑)。音が良くなっていってますけど。

――プロデューサーから見た「ダブルインパクト」の課題は?

合田P(日テレ): 漫才とコント、両方できる「真のオールラウンドプレーヤー」を輩出したいと思い開催を決めました。今の芸人さんは両方見せたい方が増えていますし、M-1や、キングオブコントがあるなら、いっそ両方の日本一を決めようと日テレと読売テレビで思い切りました。

前回は2875組のエントリーがあり、二刀流熱の高まりを実感しましたし、決勝でニッポンの社長が最後涙を流しているのを見て感動しました。

ケツ: いや、裏でも泣いてなかったです(笑)。楽屋でね、ちょろっと。

合田P: 課題は認知度ですね。M-1が80%に対し、ダブルインパクトは20%。「ダブルインパクトだけに20(ツー・ゼロ)%」…。来年は倍返しで頑張ります(笑)。

中田CP(読売テレビ): 中川家さんの単独ライブで漫才とコントを立て続けにやる凄みを見て、次世代の最強二刀流を見たいと思ったのがきっかけです。

第1回優勝のニッポンの社長さんは、出番後の楽屋で辻さんがケツさんにガッと手を差し出して握手していたのが本当にかっこよかった。5年、10年と続く「夢の舞台」にしていきたいです。

■表明芸人が意気込み&賞金の使い道を明かす

初瀬(ななまがり): 第1回大会では、森下の旧口座名が「二刀流(武蔵)」、出番順が「7番」、自身の「子供の誕生」と好条件が重なり優勝を確信したが、結果は惨劇。今回は「欲を出し尽くさない(出し尽くせへの対抗)」ことを誓います。

森下(ななまがり): キャッチコピーに合わせ「牛乳を絞り尽くせ」と宣言。1本目は「下ネタ」、2本目は「歌舞伎」の二刀流で挑みたいですね。

初瀬:賞金は、今右下の歯がないため、インプラントを入れたい。大会名にかけ「ダブル・インプラント!」

森下: 原宿にお赤飯を流行らせたい。茶碗ごと持ち歩いて食べる「お赤飯の食べ歩き」店舗を出したいですね。

大須賀(セルライトスパ): 前回3位の結果を受けて、2026年4月からの「東京進出」を決断しました。一本目は「リサイタルの漫才」、二本目は「先輩の靴を踏むコント」で勝負します。

肥後: 僕は「大江戸線に乗り尽くせ」ですかね。

■ダンビラムーチョ、今回は「出ること」が目標

原田(ダンビラムーチョ):前回は「サードインパクト(不祥事等による自粛の隠語)」のせいで出場できなかったので、今回はとにかく「出ること」が目標。

大原(ダンビラムーチョ):相方の自粛中、ピンで「けん玉と皿回しのダブルインパクト」を練習して凌いでいた。M-1、KOC共に決勝へ行った自分たちのための大会ですね。

きょん(コットン): 昆布を煮込み尽くして「おでんの出汁」を出し尽くす(出し尽くせへのボケ)。

西村(コットン):某賞レースで「透かした(気取った)」と酷評され、DMが荒れている現状を打破したい。ダブルインパクトでは『すかさず』ツッコミを入れたいし『ヒルナンデス!』メンバーとしてナンちゃん(南原)に褒められるために戦います。

きょん:賞金は500万円をかけて、右手をとんでもなく改造して「ロックマン」になる!

西村: 残りの500万円で上半身を「クラッシュ・バンディクー」のようにケバケバしくして冬を凌ぎます!

■スタミナパン、賞金で「養成所」を作りたい

トシダ(スタミナパン): 僕たち前回は最下位だったんですけど、大会の認知度が低かったおかげで世間にバレずに済んでいる。今回は唯一のSMA(ソニー)所属として、吉本以外の他事務所の意地を見せたい。賞金も SMAの養成所を作り、自ら講師を務めて若手を育てたいな

麻婆(スタミナパン):1000万円という大金を見たことがないので、一旦現物を見てから決めたいです(笑)

渡辺(トンデデコルテ):「M-1の認知度80%に対し、この大会は20%」という話を受け、認知度を倍返ししても40%にしかならないため「4倍返し」を狙う大会にしたい。

小橋(トンデデコルテ): 左右どちらの層にも映るよう「真ん中」を突き進み、社会性のないネタをやりたい。

渡辺:賞金は「長期・積立・分散」の資産運用三原則を守りたい

小橋: 非常に切実な問題として、現在は振込用紙で払っている「光熱費」を引き落とし設定にしたいっすね。

■初代王者・ケツが明かす「生き別れた父からの電話」

第1回大会で優勝した直後、ケツの身に起こった最も「インパクト」のある私生活の変化として語られたのは、息別れた父と接触。

優勝が決まってから記者会見が始まるまでのわずかな時間に、生き別れていた父親から15年ぶりに電話がかかってきたそうで困惑を明かした。

ケツ:父親からの第一声は「(番組を)出てたね」と電話が来た。でも優勝直後の感動と安堵に浸っていたから、連絡してきた親父に対し「あ、こいつ、まだ空気読めへんのか」と心の中で毒づいてしまいました笑)

電話は来たものの、現時点では「まだ直接会ってはいない」とのこと。相方・辻もケツの家庭事情を詳しく話し続けようとする芸人のやじに対し、「(話を)広げるのやめてください!」と即座にストップをかけ、会場の笑いを誘った。

ケツは「親父がいる人は、優勝したらぜひ電話がかかってきますよ」と自虐的にボケつつ、「(疎遠だった)親父もチェックしているくらい注目されている番組」であると、大会の規模の大きさを強調して締めくくった。

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