「被害なかったんだね」わが子にさえ伝わらない、被災した記憶の温度差/今日、地震がおきたら(2)

「被害なかったんだね」わが子にさえ伝わらない、被災した記憶の温度差/今日、地震がおきたら(2)

被災したけど自宅でなんとか生活して乗り切った人はきっと多かったと思う
被災したけど自宅でなんとか生活して乗り切った人はきっと多かったと思う / (C)アベナオミ/KADOKAWA



2011年3月11日に発生した「東日本大震災」からもうすぐ15年。
イラストレーターで防災士のアベナオミさんも、当時1歳7ヶ月の長男と夫と暮らすなかで被災しました。長男のアレルギーなどから避難所生活を断念し、自宅避難(中間被災者)として混乱の日々を過ごすことに。

それから時は流れ、長男は高校生に。しかし本人に当時の記憶はほとんど残っていません。震災後に生まれた次男・次女にとっては、テレビで見る「過去の災害」にすぎない…。
「わが子にも、震災の日々がこんなに伝わっていないんだ……」

日本各地で災害が起こるたびに、アベさんの中で「一人でも多くの人に、防災の備えの大切さを伝えたい」「自宅避難者のリアルを知ってほしい」という思いは、より強くなっていきました。

震災当日から約3週間。自宅避難という選択のなかで過ごした日々を克明に描いた、実録コミックエッセイ『今日、地震がおきたら』をお送りします。

※本記事はアベナオミ著の書籍『今日、地震がおきたら』から一部抜粋・編集しました。



積もりそうだなぁ…
積もりそうだなぁ… / (C)アベナオミ/KADOKAWA

なんかさ…
なんかさ… / (C)アベナオミ/KADOKAWA

自宅避難だったし
自宅避難だったし / (C)アベナオミ/KADOKAWA

被災は確かにしたよ
被災は確かにしたよ / (C)アベナオミ/KADOKAWA





震災の日も雪でした
震災の日も雪でした / (C)アベナオミ/KADOKAWA

このままじゃ忘れる気がする…
このままじゃ忘れる気がする… / (C)アベナオミ/KADOKAWA

被災した人の数だけ体験がある
被災した人の数だけ体験がある / (C)アベナオミ/KADOKAWA

だから伝えたい
だから伝えたい / (C)アベナオミ/KADOKAWA



著=アベナオミ/『今日、地震がおきたら』








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