軟産道強靭の前兆や初期症状について
軟産道強靭は、医師が確認するまでは妊婦自身が症状を感じとることは難しいです。
人によっては動いた際に通常よりも強い張りや違和感を感じることもあるかもしれませんが、これらの感覚だけを頼りに軟産道強靭を判断することはできません。安全に出産を行うためにも、定期健診で医師による適切な診察を受けることが重要です。
また、ストレスを溜め込んだり不安な気持ちを抱えることは軟産道強靭のリスクが高まる可能性があるため、気になることがある場合は医師や周囲の人に相談し、ストレスの軽減に努めましょう。
軟産道強靭の検査・診断
軟産道強靭の診断において、子宮頸部筋腫の有無や浮腫などの器質的異常や、子宮頸部の熟化の程度を把握することが重要です。
診断には、子宮頚管の成熟度を判定する Bishop score(ビショップスコア)という指標が用いられることが一般的です。具体的には、頸管開大度、頸管展退度、児頭下降度、頸管硬度、子宮口位置の5つの指標をスコア化して合計点を計算します。
13点で満点で、陣痛が発来していない状態において4点に満たない場合、子宮頚管の熟化が乏しいと判定されます。(出典:秋田大学大学院医学系研究科「産科で重要なスコア」、杏林社日産婦誌61巻10号「D.産科疾患の診断・治療・管理」)
このような指標や膣壁や会陰部の硬さなどを総合的に判断し、出産に向けた母体の準備状態を確認します。ほかにも、妊婦の年齢や子宮に関する既往歴、精神的なストレス状態などの把握も軟産道強靭性のリスクを推測する上での重要な要素となります。
診断結果に基づいて、個別性に応じた適切な対策や分娩方法などを提案します。

