
のんが、藤井聡太竜王・名人と対談したABEMAオリジナル特別対局「のん vs 藤井聡太竜王・名人:年末指し納め対談」(12月27日土曜朝10:00、ABEMAで無料配信)に先立ち、マスコミ向けの囲み取材に登場。お互いの印象や、年末年始の話題について語った。
■のん、藤井竜王・名人の「美しさ」と「神聖な空気」に感銘
将棋をテーマにしたドラマ『MISS KING』で主演を務めたのんと、将棋界の第一人者である藤井竜王・名人が、互いのプロフェッショナルな側面と、対談を通じた新たな発見について語った場面、そして藤井竜王・名人に突如飛び出した「ドラマ出演」に関する質問への反応に注目が集まった。
対談前の藤井竜王・名人の印象について尋ねられたのんは「対局している時の真剣な表情だったり、静けさを発してる物腰」に加えて「インタビューなどで、お話されている時は、藤井聡太流から出てくる言葉、文章の流れがすごく美しい方だなっていう風に感じていました」と、その知性と品格に触れた。
そして、実際に対談した印象については「美しさだったり、持っている空気感を、肌で感じられて、神聖な空気を纏ってるというか、世界をちょっと覗かせていただいたような気持ちです」と、藤井竜王・名人の持つ特別なオーラに圧倒された様子を見せた。
一方、藤井竜王・名人も、のんが主演を務めたドラマ『MISS KING』で演じた国見飛鳥の気迫が印象的だったと語りつつ、「実際にお会いすると、本当に柔らかい雰囲気の方だと、感じました」と、ギャップに驚いた様子。さらに、役作りへの真摯な努力に触れ、「素晴らしい演技ができるんだなということを改めて、実感しました」と絶賛した。

■「棋士以外で…」まさかの質問に藤井竜王・名人が長考
囲み取材では、ドラマ『MISS KING』に現役棋士が出演していたことにちなみ、藤井竜王・名人に「もしドラマや映画に出演するとしたら、棋士以外の役でどんな役を演じてみたいか」という異例の質問が飛び出した。
これに対し、藤井竜王・名人は「それはちょっと全く予想外の質問で…しかも、棋士という逃げ道も封じられてしまって、厳しいですけど」と、まさかの質問に困惑。
「ちょっと長考になってしまいましたけど……」と苦笑いしつつ「あんまりアクションが少ない役がいいなとは、思うんですけれど」と希望を明かした上で「例えば、弁護士とか困難な状況に立ち向かうような役とか、やってみたいかなという気がします」と、知的な役柄に意欲を見せた。
これを聞いたのんは、「素敵ですね。すごく。めちゃくちゃいいですね」と共感しつつ、「棋士の方は、記憶力もきっと計り知れないくらいあると思うので、弁護士のセリフも全部すぐに入ってしまうんだろうなって、思いました」と藤井竜王・名人の才能を別分野に重ねて絶賛。
さらに「私は勝手に言いますけど、神様の役とか、大きな存在がいいんじゃないかなって思いました」と、ユニークな役柄を提案し、会場の笑いを誘った。


