夫のナス太さんは“普通”と少しズレていて、1から10まで指示しないと動けないタイプ。牛乳を頼めば豆乳を買い、高級な瓶牛乳を大量買いしてくることも…。ほぼワンオペで、イヤイヤ期の3歳娘・マリちゃんの育児に奮闘するキリ子さんの負担は増えるばかりでした。
ぎっくり腰になってしまい痛さで動けないためキリ子さんは、夫に朝昼の食事の用意を頼みますが、白ご飯だけ出す・調理器だけ買ってくるなど的外れな行動が続き夫婦喧嘩に。
キリ子さんが寝室で休んでいると、今度は夫が目を離した隙に、ひとりで食事をしていたマリちゃんがサンドイッチを喉に詰まらせてしまいます。
慌てて駆けつけたキリ子さんは夫を叱りますが、夫は「マリを救う方法を説明して！」と必死の訴え。
キリ子さんは腰の痛みで動けず、夫に指示を出すことに……。
夫婦の迅速な対応で、マリちゃんは食べ物を吐き出すことができました。
楽観的な夫に、妻は…！？
マリちゃんは涙を流しながら、開口一番に「ママ、ごめんなさい」「怒らないで」と発言。
「それだけ喋れれば大丈夫」「よかった」と安堵する夫でしたが、もとはと言えば夫が目を離したせいで起きたこと。キリ子さんは「何がいいんだよ？ 良いわけねぇだろうが！」と夫に詰め寄ります。
▼大事には至らずに済んだマリちゃん。最初の言葉が、ママの顔色を伺うようで胸に刺さります。妻からすれば、愛する娘を危険な目にあわせた夫を非難してしまうのは無理もないこと。夫にはもう二度と、同じことをしてほしくない気持ちもあるでしょう。
ただ、怖い思いをした子どもの気持ちに寄り添えるのもママやパパだけ。怒りたくなる気持ちをぐっとこらえ、夫を責めるよりも先に、子どもの言葉に耳を傾けてあげられるとよかったかもしれませんね。
