少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは2024年1月にYouTubeに投稿された、サイドテーブルのように使えるシートバックトレーのDIY動画です。
助手席がサイドテーブルのように
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「へいじつ木工」(@ichi-wood)。愛車のスズキ「エブリイ」をDIYで車中泊仕様に改造してく様子から、実際に車中泊やキャンプなどのアウトドアを楽しむ姿を披露しています。
エブリイは1982年に登場したスズキのワンボックスタイプの軽自動車です。1993年に本格的なブランド化が始まり、現行モデルは2015年に登場。広々とした車内空間を活用して、車中泊やキャンプの相棒として人気が高く、たくさんの荷物が積めることから商用車としても広く活躍しています。
今回紹介するのは、車中泊仕様にカスタムしているエブリイの車内空間をより快適にするべく、便利なシートバックトレーをDIYで作っていく様子をまとめた動画です。倒した助手席の上に板を乗せることで、シンプルなサイドテーブルとして活躍してくれそうです。
型を取って1枚板を作るところから
まずはシートバックトレーを作るための型取りの作業からスタート。助手席を倒した状態でダンボール紙を当てて、ドアやダッシュボードなどの形状に合わせた型を取っていきます。
ドアの出っ張りやダッシュボードとセンターコンソールの曲線に合わせたダンボール紙に線を書き、ダンボール紙そのものを折り曲げて、空間を無駄にしないように最適なサイズを測ります。
型が取れたら、次はシートバックトレーに使う木材の加工を始めます。用意したのはアカシアの木板を圧着して作られる「アカシア集成材」という木板。1枚では大きさが足りないようで、2枚のアカシア集成材をくっつけて、大きめの1枚板に仕立てます。
アカシア集成材の横面に溝を掘って、ビスケットという楕円形の薄い板を差し込みます。2枚の板をクランプでしっかりと固定して、流し込んだ接着剤が固まるのを待ちます。
十分に放置してからクランプを外すと、しっかりと固着しているのを確認。立派な1枚板が出来上がりました。最初に用意したダンボール紙の型を1枚板に重ねて書き写していきます。

