型を写してカット作業
型を書き写したら、1枚板の不要な部分を電動ノコギリとジグソーで切り落とします。ざっくりとカットしたところで、エブリイの車内に持ち込んで切り出した1枚板のフィット感をチェックしつつ、少しずつ調整を加えます。
穴を開けた薄いベニヤ板を用意して、1枚板の天面に円形の穴を掘っていきます。トリマーを使って貫通させずに程よい深さで止めて、3つのドリンクスペースとして利用する算段です。
1枚板の加工がほぼ終わったら、いよいよ仕上げの作業へ移っていきます。まずは全体に面取りを施していき、表面にサンダーでツルツルの手触りになるまで磨きます。
仕上げは蜜蝋ワックスでツルツルに
きれいに磨かれた天面は蜜蝋ワックスを塗って、アカシア集成材の特徴的な見た目を際立たせ、木材ならではのやさしい色味に仕上がりました。ドリンクスペースの穴には、円形に切り出したゴムシートを貼り付けてすべり止め加工を施します。
最後にシートバックトレーを支える脚を作ります。木棒をちょうどよいサイズでカットして、中心に開けた穴にボルトと丸棒を差し込んで、取り付けやすさ重視で仕上げました。
完成したシートバックトレーの一式をエブリイに持ち込んで設置。ドアやダッシュボードなどと干渉することなく、ちょうどよいサイズでぴったりと収まりました。倒した助手席のシートだけでなく、別途用意した脚が1枚板をしっかりと固定し、ポータブル電源を置いてもびくともせず、安定感がありますね。

