「このまま染め続けたら、髪を失うかも」と恐怖を感じた
――白髪染めをやめようと思った出来事、きっかけなどがありましたら教えてください
MAIKOさん:37歳のときに、頭頂部の髪が薄くなっていることに気付きました。私は20代後半から白髪染めをしていたのですが、薄毛に気付いたときに、「一体何歳まで白髪を染め続けないといけないのか?」「もしかしてこのまま染め続けたら、髪を失うかも」という恐怖の気持ちを感じ、白髪染めをやめようと決心しました。
――この動画を投稿したきっかけがありましたら教えてください。また、動画に込めた思いがあれば教えていただけますでしょうか
MAIKOさん:白髪染めをやめた後の経過を画像で見ることができたら、白髪染めをやめたい人の参考になるかなと思い、投稿しました。
一番大変だったのは、不安な気持ちとの葛藤
――白髪染めをやめたあと、1番大変だったことは何でしょうか? そのことにどのように対処されましたか?
MAIKOさん:一番大変だったのは、「きれいなグレイヘアにならないかもしれない」という不安な気持ちとの葛藤でした。(グレイヘアへの)移行中は、自分の髪質や白髪がグレイヘアに向いていないかもと不安になり、染めてしまいたい気持ちに何度もなりました。
その不安な気持ちを和らげるために、カラーバター(髪の毛の表面に色素をつけて、発色を楽しむアイテム)で一時的に髪を染めました。カラーバターなので完全に染まるわけではなく、1週間程度で色が抜けるので、気分転換になって良かったです。
――バズったときの心境を教えてください。また特に印象に残っているコメントは何かありますか?
MAIKOさん:TikTokでもバズりましたが、YouTubeではさらにバズっており、現時点で476万再生されています。たくさんの人に自分の白髪を見られていると思うと、不思議な気持ちになりました。
印象的だったのは「白髪染めをしていたときより表情が良くなっている」というコメントです。白髪を受け入れることで、自分自身を肯定できるようになり、それが内面から溢れ出たのかもしれません。「自分は白髪があってもすてきなんだ」と気付けたことは、グレイヘア移行が私にくれた最大のギフトです。

