
ライフデザインを起点にWellbeingがめぐる世界を目指すLumuha(ルムア)は、宿泊施設の開発・運営を手がけているオルカのクリエイティブパートナーとして、Wellbeingなホテルブランド「KANSEI(カンセイ)」の新しいホテルである「KANSEI null 佐賀(カンセイ ヌル サガ)」を、12月20日(土)、佐賀駅前にオープンした。
五感をテーマにしたホテルブランド「Hotel KANSEI」の第二弾となる、“視覚”をコンセプトにした無人ホテルだ。
コンセプト設計から空間・コンテンツデザインまで担当
ルムアは、“まだ形になっていない想い”を言葉や体験として可視化し、人と組織が次の一歩を踏み出すためのデザインを行う会社。その思想を体現する場として「Wellbeingホテル」という第三の空間づくりを推進している。
Hotel KANSEIはその一つのブランドであり、ルムアはコンセプト設計から空間・コンテンツデザインまで一貫して担当している。第一弾のKANSEI京都八条では「嗅覚」をテーマに開発。続く第二弾となる佐賀では、五感シリーズのテーマとして“視覚” を採用した。
今回オープンした「KANSEI null 佐賀」は、40年以上地域に愛されてきた「ビジネスホテル一条」の建物と想いを受け継ぎながら、 外観・アート・アンティーク家具を活かし、ホテル全体に物語を宿す形でリブランディングしている。どの客室でも、日々の忙しさから一歩離れ、視覚を通して心が静まる“余白の体験”を目指した。さらにあえて無人ホテル形式とすることで、誰にも干渉されず、自分のペースで静かに滞在できる環境を整えている。
「KANSEI null 佐賀」に込められた想い

「KANSEI null 佐賀」がめざしたのは、視覚を“癒しの入口”として再認識すること。ただ美しい景色を見せるのではなく、自分の目で世界をゆっくり受け取る時間を提供したいと考えたという。大切に使われてきたアンティーク家具や絵画、レンガ造りの外観に、1960年代ヨーロッパのホテル文化を重ね合わせ、 各客室の壁紙・色彩・照明・細部を世界の都市の記憶とリンクさせている。廊下や階段は“ギャラリーのような静けさ”をイメージし、光の陰影や額縁の配置が、ふと立ち止まりたくなる視覚体験を生み出す。
このホテルで感じてもらいたいのは、視覚刺激そのものの癒しではなく、 情報から離れ、何を見るかを自分で選び、自分の感性で味わう時間。海外の物語を纏った家具、日本とは思えないディテール、そしてビジネスホテル一条の歴史。それらが重なり合う空間で、懐かしさ、安らぎ、驚き、発見といった “自分自身の感情に気づく体験”が生まれる。
視覚を通して心が整うとは、美しいものを見ることではなく、自分の感性を再発見し、「美しい」「心地よい」と感じるものを自ら見つけること。「KANSEI null 佐賀」は、そのための余白が自然に生まれる空間を提供する。
