
仕事帰りにフラッと立ち寄ったら、コンビニの店員さんがネコだった…!?会社員の大江さんは帰宅途中で、聞いたことのない店名のコンビニに出くわす。その名も「MIKE MART」。「マイクマート?ちょっと覗いてみよう」と入店すると、そこでレジを打っていたのは…!?
この漫画を描いたのは、平日は会社でデスクワークをこなしつつ、帰宅後や休日に絵や漫画を描いている朽竹イルマ(@ugen225)さん。「仕事が忙しいとなかなか創作の時間が取れなかったりするのでは?」と尋ねると「昔に比べると、iPad Proのおかげで働きながらも創作に向き合う時間が取りやすくなりました」と笑う。「ありがとう文明の利器、という感じです」とニコリ。そんな朽竹さんに本作についてインタビューした。
■仕事で疲れた夜に立ち寄りたい「ネココンビニ」とは



本作「ネココンビニ」は、会社員の大江さんが聞き慣れない店名「MIKE MART」に引き寄せられ、ふらりと入店するところから物語が始まる。そこで目にする意外な光景との出会いが、日々の疲れを抱える読者の心をつかんでいる。
作者の朽竹イルマさんによると、本作を描いたきっかけは会社で見た1枚のイラストだったという。それは、プレゼン資料に使われていた「ネコがパソコン業務をしているイラスト」だった。「ネコも働かないと生きていけない時代か…世知辛いな…」と感じたことが出発点になったのだそう。そこから、働く猫という発想が広がり、接客業、そしてコンビニという舞台へとつながっていった。このときの「世知辛いな…」という感想は、そのまま作中で大江さんのセリフとして使われている。
また、物語に登場する猫田店長は、当初は人間に雇われたアルバイトという設定だった。しかし、知人の「実は店長だったりして」という一言をきっかけに設定が変わり、物語に広がりが生まれたという。一方、大江さんのキャラクターデザインには、作者自身を参考にしている部分もあるそうで、「思った以上に大江が愛されていて、仕事や生活に疲れている社会人の方が共感してくれているのかなと思います」と、少し照れくさそうに語ってくれた。
続編を楽しみにしている読者も多い本作「ネココンビニ」。更新ペースはゆっくりながらも、構想は温めているとのことだ。SNSには「こんなコンビニがあったら通いたい」「遠くても通う」といった声も寄せられている。日常に少し疲れている人や、猫店長の存在に癒やされたい人はぜひ読んでみてほしい。
取材協力:朽竹イルマ(@ugen225)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

