中葉症候群の治療
中葉症候群の治療は、原因となっている症状や病気に対しておこないます。薬物療法として、去痰剤や抗生剤、気管支拡張薬などを投与します。必要に応じて、気管支鏡を使用して肺の洗浄がおこなわれることもあります。
これらの治療をおこなっても、症状の改善がみられなかったり、喀血や感染症を繰り返したりする場合は、中葉の切除を検討します。
喫煙によって気道の粘液分泌が増え、炎症を起こすことにより中葉症候群を発症する可能性があるため、禁煙の指導もします。また、呼吸リハビリテーションをおこなうこともあります。リハビリテーションの効果を高めるためには、日頃から深呼吸をおこなったり、理学療法士から指導された呼吸法を継続したりすることが大切です。
さらに、中葉症候群の治療には、生活習慣の改善も重要な要素で、栄養バランスの取れた食事を摂取して免疫力を向上させることなどが推奨されます。免疫力が高まることで、感染症の症状への抵抗力が強くなり、中葉症候群の予防につながる可能性があります。
適度な運動も血流を改善し、肺機能の維持に役立ちます。 特に、ウォーキングや軽いストレッチなど、日常生活に取り入れやすい運動を取り入れると良いでしょう。
中葉症候群の治療には、患者と医療従事者が協力して正しい治療計画を立てることが重要であり、定期的な経過観察による症状の悪化を防ぐことが不可欠です。
中葉症候群になりやすい人・予防の方法
中葉症候群になりやすい人には、慢性気道疾患を抱えている人や免疫機能が低下している人が挙げられます。また、小児や高齢者は気道が狭くなりやすく、さらに感染症にもかかりやすいため、注意が必要です。
さらに、禁煙が重要です。喫煙は気道に炎症を引き起こし、粘液の生成を増加させるため、禁煙することでリスクを減らせる可能性があります。
しかし、中葉症候群は肺の構造が原因のひとつであり、右中葉や左舌区の気管支がふさがりやすいことが関係しているため、確実に予防することは難しいといえます。気になる症状がある場合は、早めの受診を検討しましょう。
関連する病気
無気肺肺炎結核
参考文献
中葉症候群の臨床病理学的検討|日呼外会誌 第12巻1号(19)

