冬はカボチャのおいしい季節。カボチャといえば、煮物を思い浮かべるかもしれませんが、スープやスイーツなど広く使える野菜です。
カボチャのおいしいレシピについて『JAめむろ』に教えてもらいました。
北海道はカボチャの名産地であり、河西郡芽室町でも栽培が盛んです。
産地おすすめ!カボチャをおいしく食べるレシピ3選
『JAめむろ』おすすめの3つのレシピを、調理のポイントと併せて紹介します。
まるごとカボチャシチュー
画像提供:『JAめむろ』
「旬の野菜を使って器まで食べられちゃう!」という、丸ごとカボチャのあったかシチューです。
材料と作り方は以下の通りです。
【材料】
・ミニカボチャ 小1個
・鶏肉 50~70g
・タマネギ 2分の1個
・ニンジン 4分の1本
・シメジ 2分の1パック
・薄力粉 大さじ1杯
・牛乳 300~400cc
・バター 20g
・コンソメ 小さじ1~1と2分の1杯
・塩コショウ 適量
【作り方】
1.カボチャをよく洗い、濡れたままラップに包んで500wで約5分、上下をひっくり返して約5分の計約10分、電子レンジで加熱します。竹串をさしてすーっと通ればOKです。加熱しすぎると崩れてしまうので注意してください。
粗熱がとれたらへたから少し下を切り、種とわたを取り除き、果肉をくり抜きます。
2.鶏肉は一口大、タマネギは薄くスライス、ニンジンは厚さ2mm程のイチョウ切りにし、シメジはほぐしておきます。
3.鍋にバターを熱し、鶏肉とタマネギを炒めます。鶏肉が白っぽくなってきたら、残りの野菜を入れてしんなりするまで炒めます。
4.火を止めて薄力粉を振り入れ、全体に馴染ませます。再び火をつけ、だまにならないよう、粉っぽさがなくなるまで炒めます。
5.火を止めて、カボチャの果肉と牛乳を加えてよく溶かし混ぜます。火をつけたらとろみがつくまで約10分程煮込み、コンソメと塩コショウで味を整えます。
6.くり抜いたカボチャにシチューを入れたら完成です!
調理のアイディアは以下の通りです。
余ったシチューを耐熱容器に入れてパイシートで蓋をして焼けば、パイ包みになります。
カボチャのシフォンケーキ
画像提供:『JAめむろ』
ふわっふわでほんのり甘い、シナモン香るカボチャのシフォンケーキ。野菜嫌いも克服できます。
調理のポイントはこちら。
まず下処理を行います。カボチャを切り、種を取り、皮を剥いて蒸します。熱いうちに裏ごしにかけましょう。
材料と作り方は以下の通りです。
【材料(17cm型)】
・カボチャペースト 100g
・薄力粉 75g
・卵黄 4個
・砂糖 90g(40g・50gに分けて使用)
・卵白 4個
・サラダ油 30g
・水 30g
・シナモン 小さじ3分の1杯
【作り方】
1.薄力粉をふるいます。
2.ボウルに卵黄、砂糖40gを入れ、とろりとするまで泡立て、サラダ油・水・カボチャのペースト・シナモンを加え混ぜます。
3.別のボウルに卵白を泡立て、表面が白っぽくなったら砂糖50gを2~3回に分けて入れ、角が立つまでしっかりと泡立てます。
4.『2』に『1』の粉を加え、さっくりと混ぜ、その中に『3』の卵白を2~3回に分けて加え、型に流し入れます。
5.180℃のオーブンで30分くらい焼きます。
6.焼けたら、逆さにして冷まし、完全に冷めたらナイフで上下に動かし型からはずします。
7.皿に盛りつけて完成です!
カボチャプリン
画像提供:『JAめむろ』
冷蔵庫で冷やすだけのお手軽、簡単なめらかカボチャプリン。材料と作り方は以下の通りです。
【材料】
※プリンの材料
・カボチャ 200g
・卵 2個
・牛乳 200cc
・生クリーム 150cc
・砂糖 60~80g
・ゼラチン 5g
・ゼラチン用の水 大さじ1杯
・バニラエッセンス 適量
※飾り用の材料
・生クリーム 50cc
・砂糖 5g
【作り方】
1.ゼラチンは冷水でふやかしておきます。
2.カボチャは、種を取り、一口大に切ります。ゆでてもいいですが電子レンジのほうが簡単!
耐熱皿に入れ、ラップをふんわりかけたら電子レンジで5~8分程加熱し、やわらかくします。熱いうちに皮を取り、漉し器などで裏ごしします。
3.ボウルに卵を入れてほぐし、『1』で裏ごししたカボチャを少しずつ入れ、なめらかになるまで混ぜ合わせます。
4.牛乳、生クリーム、砂糖を鍋に入れ、かき混ぜながら沸騰直前まで温めます。
5.『4』を火から降ろし『3』に少しずつ加えながら、しっかり混ぜ続けます。
6.裏ごしながら鍋に戻し、卵の殺菌のため、かき混ぜながら弱火で約2分加熱します。
7.火を止め、ゼラチンを入れて余熱で溶かし、続けてバニラエッセンスを加えます。
8.再度裏ごししてカップに移し、冷蔵庫で2~3時間冷やせば完成!お好みで、ホイップした生クリームを絞ってもおいしいですよ!
調理のポイントは以下の通りです。
カボチャ2分の1個で200~300gのペーストができます。砂糖の量はカボチャの甘みをみて調節してください。
卵は加熱すると固まるので、作り方『6』では、卵だけが固まってしまわないよう、必ずかき混ぜながら弱火で加熱してください。
ゼラチンを3gにすると、プルップルでクリームみたいに滑らかなプリンができますよ。
カボチャは甘みが魅力なので、それを生かした料理にしてみるのもいいですね。『JAめむろ』のレシピにぜひ挑戦してみてください。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
出典 JAめむろ
