――現状の課題は
生産面では前述の通り、トッピングに人手がかかり、通常の冷凍食品よりも手作業が多く、また、一品あたりの食材種類が多いためラインの組み替えが多い点が課題として挙げられる。生産数量を増やし、生産性を改善していく。
営業面では、既存商品も多数ある中で、棚の限られた売場に新ブランドを広げるために現場の協力が必要不可欠だった。
売場では単品で1~2品が棚に入っても価値が伝わりづらいため、基本方針として「面展開(集合陳列)」をお願いしている。今後は、ドラッグストアなどスペースの限られた店舗へどう対応するかも検討していく。
そして最大の課題は、ブランド認知度の向上だろう。検索キーワードを見ると「エブリオンミール」での検索はまだ多くはない。大阪・関西万博の「テラスニチレイ」で販売した「たんぱく米」を使用した「エブリオンミール炒飯」をきっかけに知る層が多く、裾野はこれから広げていく段階だろう。
認知度向上のために▽スポーツジムと連携したアプリ販促▽エリア限定ポスティングチラシ▽ネットスーパーとの連携――などを強化している。今後マス広告も検討はしているが、現状はデジタル中心の展開となっている。
――今後のブランド展開の方向性について
まずは「おいしくたんぱく質がとれる」というブランドの核を成長させることが最優先だ。そのうえで、栄養素“オン”のさらなる拡張もありうる。食物繊維、カルシウム、ビタミンなど、他の栄養素も補えるメニュー展開は十分可能性がある。
メニューについては、既存の冷食とは違う“ちょっとワクワクする要素”を入れたい。便利で、食べて嬉しくなるような商品を増やし、生活者の暮らしに寄り添うブランドとして育てていきたい。
〈冷食日報2025年12月24日付〉

