MAZZEL・NAOYA、「セラピーゲーム」主演で見せる真摯な役作り “かわいい”魅力にとどまらない繊細な表現力

MAZZEL・NAOYA、「セラピーゲーム」主演で見せる真摯な役作り “かわいい”魅力にとどまらない繊細な表現力

NAOYA
NAOYA / ※ザテレビジョン撮影

8人組ボーイズグループ・MAZZELのメンバーとして活動しているNAOYA。近年はバラエティー番組での活躍に加え、ドラマ「セラピーゲーム」(毎週水曜深夜0:59-1:29、日本テレビ)で主演を務めるなど、俳優業にも力を注いでいる。本記事では、そんなNAOYAの秘めた魅力をこれまでの歩みとともに紐解いていく。

■日本と韓国、2つの拠点を経て辿り着いたデビュー

幼いころからダンスや歌唱の経験があったNAOYAは、芸能事務所・スターダストプロモーションに所属し、ティーン誌のモデルや若手アーティストの研究生として活動してきた。2021年頃に同事務所を退所後、“世界を目指すのなら韓国”という考えから韓国へ渡り、現地の事務所に所属しながらデビューを目指す道を選択。2022年にはオーディション番組「Nizi Project Season 2」に参加したものの、結果はデビューに届かず、悔しさを味わうこととなった。

しかしその後、SKY-HIが代表取締役を務める会社・BMSGとの出会いが彼にとって転機となる。挫折を経験したからこそ、BMSGの掲げる「才能を殺さないために。」というスローガンに強く共鳴し、「MISSION×2」へ参加。厳しい選考を勝ち抜き、MAZZELの一員としてデビューを果たした。

グループ名「MAZZEL」は、幸運を意味する“Mazel”、迷路の“Maze”、情熱の“Zeal”を掛け合わせた造語だ。迷いながらも情熱を燃やし、幸福へと進んでいくという意味合いは、遠回りを重ねてきたNAOYAの歩みとも重なる。本人もインタビューで「まさに『僕たちだな』と思った」と語っており、グループ名への強い共感がうかがえる。

2023年のデビュー以降、「TOWER RECORDS MUSIC 2023 年間再生ランキング」や「レコチョク年間ランキング2023」の新人アーティスト部門で1位に輝くという快進撃を見せ、話題性だけでなく人気や実力を兼ね備えたグループとして確かな評価を築いてきたMAZZEL。

メンバーにはストリートダンスやブレイクダンスなど、さまざまなキャリアを持つメンバーが揃っており、“ボーイズグループ”の枠に捉われない自由な表現力と高いパフォーマンスが魅力となっている。そんな彼らが4月から8月にかけて開催した全国ツアー「MAZZEL 2nd One Man Tour 2025 “Royal Straight Flush”」では、息つく暇もない構成と、楽曲ごとに表情を変える演出やパフォーマンスで観客を圧倒。そうした中でNAOYAは、しなやかな存在感で空気を和らげ、ステージ全体に柔らかな彩りを添える存在として、確かな印象を残していた。
MAZZEL
MAZZEL / ※ザテレビジョン撮影


■“MAZZELの姫”NAOYA、バラエティーで放つ唯一無二の存在感

高いパフォーマンス力が持ち味のMAZZELだが、バラエティー番組で見せる素顔も大きな魅力だ。特にNAOYAは自身の個性をより際立たせながら、親しみやすい一面を覗かせている。

一流ダンサーたちによる指導のもと、MAZZELが新たなスキルを習得しさらなる飛躍を目指す番組「マゼダン -MAZE OF DANCE-」(日本テレビ系、2025年放送)。“即興ダンス”を披露する場面も多い同番組で、NAOYAはあえて“かわいい”という自分だけの立ち位置を確立してみせた。

実際、ボーイズグループ・DXTEENの大久保波留、田中笑太郎と“かわいい対決”をおこなった際には、全力で“かわいい”をアピールするNAOYAの姿にスタジオも明るい雰囲気に。そこにいるだけで一気に場を和ませるNAOYAのポジションと存在感は、彼ならではの魅力と言えるだろう。

また、MAZZEL初の冠番組「まぜるな!MAZZEL」(日本テレビ系、2025年放送)では、超デンジャラス実験バラエティーに挑戦し、彼らの人間性や仲の良さを映し出している。同番組でNAOYAは、“将来に不安を感じているギャル”とともに、極寒の漁港での激重運搬作業や、工場で黙々と干物作りに挑んだ。

作業の合間には、番組に登場したギャルと自然に打ち解け、“ギャルトーク”を展開。「センスしかなくない?」とギャル語でコメントする場面も見られ、NAOYA自身が“ギャル”という立ち位置を軽やかに体現していた。持ち前の明るさと高い適応力を活かし、過酷なロケの中でも場の空気を和ませ、視聴者に強い印象を残している。

ファンの間でも、MAZZELの“かわいい”“ギャル”“姫”といえばNAOYAを思い浮かべる人は少なくないだろう。他のメンバーとは一線を画すキャラクター性と発信力こそが、NAOYAの魅力を形作っているように思える。
NAOYA
NAOYA / ※ザテレビジョン撮影


NAOYA
NAOYA / ※ザテレビジョン撮影

■役作りにも全力投球、俳優として見せる新たな魅力

NAOYAの魅力は、俳優としての挑戦にも色濃く表れている。映画「君がトクベツ」(2025年公開)で演技に初挑戦した際には、劇中のアイドルグループ・LiKE LEGENDの“ピュアな末っ子”成瀬一生を演じ、等身大の愛らしさで観る者の心をつかんだ。

そして、龍宮城・冨田侑暉とW主演を務めるドラマ「セラピーゲーム」では、恋に臆病なツンデレフォトグラファー・三兎湊役に挑戦。原作はシリーズ累計130万部を突破する人気BL作で、繊細な心理描写が求められる難役だ。

過去の辛い経験から他人と距離を取ってきた湊が、静真(冨田)との出会いによって少しずつ心を開いていく過程を、NAOYAは仕草から表情まで丁寧に表現。役に自分自身の要素も重ね合わせることで、自然体の演技を作り上げたという。さらに、見た目を役に近づけるため、食事制限を含むダイエットやスキンケアにも取り組むなど、役作りへの真摯な姿勢も見せた。

MAZZELとしての活動と並行しながら、着実に表現の幅を広げているNAOYA。“かわいい”という強みを武器にしながら、今後どのような形で新たな一面を見せてくれるのか、彼の活躍にますます目が離せない。

なお動画配信サービス・Huluでは、NAOYAが出演する「Nizi Project Season 2」「マゼダン -MAZE OF DANCE-」「まぜるな!MAZZEL」「セラピーゲーム」などの作品を見放題配信中。
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NAOYA / ※ザテレビジョン撮影

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