血糖値測定器リブレの価格と購入方法
血糖値測定器リブレはどこで購入できる?
リブレ®は、インスリン製剤の注射を1日1回以上行っている方では、保険適応となる場合があります。詳しくは、担当医へ相談をしてみましょう。
自費で購入をされる場合は、2通りの方法が考えられます。1つ目は選定療養費に対応している医療機関で選定療養制度を利用して(糖尿病と診断されているなどの基準あり)購入することです。この場合には、医師の指導の元で入手することが可能です。このほかには、通販サイトや一部の薬局で自費購入をすることができます。
リブレで血糖値を測ると月にいくらかかる?
保険が適応された場合には、センサー2個分を1か月として処方され3割負担の方で自己負担額は約4000円程度です。しかしこのほかに診察料などの負担がかかるため、詳しい負担額に関してはご自身の通院している医療機関にお問い合わせください。
自費で購入する場合には、センサー1個(約14日分)が約8000円~9000円程度となります。選定療養制度を利用して医療機関で購入するか、通販サイトや一部の薬局で購入する場合には購入場所により価格が異なります。購入する場合には、価格をご確認ください。
リブレ1と2の価格の違い
第一世代のFreeStyleリブレ®は間欠スキャン式であり、センサーにスマホやリーダーを近づけてスキャンをする必要があります。スキャンをすると、その時から8時間さかのぼってグルコース濃度のデータを取得することができます。一方リブレ2®は1分毎リアルタイムでスマホにグルコース濃度のデータが送られ、スキャンをする必要がありません。
また、リブレ2®では低血糖と高血糖のアラート機能が追加され、設定値を超えると通知されるようになっています。
このようにリブレ2®では血糖値管理の安全性や利便性が向上しています。このため、現在はリブレ2®へ移行しており、販売元のAbbott社ではすでに販売終了となっています。
リブレの血糖値測定精度と特徴
リブレで測ると血糖値が「高く出る」ことがある?
リブレ®による血糖値の測定は、前述したように間質液のグルコース濃度から計算した血糖値となります。このため、実際の血糖値との乖離がある事があるのです。一般的には精度の指標であるMARD(平均絶対相対誤差)は、9.2% と報告されています。また、血糖値とは5~10分程度のタイムラグが出る可能性があると言われています。このため、リブレによる測定値が実際の血糖値より高く出ることもあるため注意しなければなりません。リブレの測定値が疑わしい時には、SMBGでの血糖値を図ることが推奨されています。
リブレの血糖値測定は正確?
リブレ®の血糖値測定は、実際の血糖値との誤差はあるものの十分に信頼できる指標であると言えます。今までのSMBG測定ではわからなかった、食後の高血糖や夜間や早朝の低血糖などの細かい血糖値の推移を知ることができます。
血糖スパイクの把握に役立つ?
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急激に下降する状態のことを言います。血糖値スパイクは、インスリンの分泌量が減少したり、タイミングが遅れることで血糖値が急上昇することも原因の一つです。また、炭水化物中心の食事や早食いなども急激な上昇の原因となります。血糖値の乱高下が血管にダメージを与えて、動脈硬化を引き起こすと考えられています。この血糖値スパイクは、SMBGではなかなか検知できませんでしたが、CGMにより血糖値を連続してモニターすることが可能となり、血糖値スパイクを検知し、治療に結びつけることが可能となりました。

