
「力任せのギャグ漫画と思いきや、構成がとてもうまくて驚いた!」「ひとつずつの設定をオチに繋いでいくのがキレイでした」という感想が飛び交った作品がある。ARIMASA(@totomarakki)さんがSNSに投稿した「君にしか見えない」は、ひと言で紹介するとしたら「わー、“変態”が世界を救ったー(by読者)」というものなのだが、意外すぎる展開に多くの読者をノックアウトした。「地球最強の防衛システムは“HENTAI”だったのか」という気づきや、「発想が斜め上すぎて…!!感動すら覚えた」と絶賛する声も。
2013年に「アルファポリス第6回漫画大賞」にて読者賞を受賞した経歴を持ちながらも、現在は会社員として働く傍ら趣味として漫画の執筆を続けているARIMASAさんに、本作「君にしか見えない」について話を聞いてみた。
■読み始め1秒と読み終わった1分後の落差が衝撃的な作品



本作「君にしか見えない」のなかで、作者であるARIMASAさんが一番力を入れて描いたシーンはエイリアンが姿を現すシーン。作中の作画を見比べても一目瞭然なすごい迫力のエイリアンの姿について「絶望的な印象を与えるように意識して描きました」とその強いこだわりを語る。
短編でありながらも爽快なストーリー展開と細やかな作画が魅力的な本作には、「読み始め1秒と1分後の差が天才」というタグも付けられたそうだ。「コメント欄が今まで見たことないくらいおもろいことになってる」と本作のストーリー外でも読者が楽しんでいる様子が窺え、「異形のエイリアンに『じ、人類キモ…』って言われるなんて」「人類の悪いところ出てるわ~」「違う意味でホラーだよ…」というコメントを見るだけでも思わず笑ってしまいそうになる。
そして物語の核心に迫る"変態"については、「予想外に“変態”への反響が大きくて、驚きました。勢いで描き切りましたが、タグやコメント欄が大喜利状態になっていて、作者としても読んでいておもしろかったです」と多くの読者が熱狂する様子を素直に楽しんでいたと教えてくれた。
地球にいる"変態"が不本意にながらもエイリアンを撃退してしまうストーリー。「変態ってどういうこと?」と気になった人はもう、読むしかない。
取材協力:ARIMASA(@totomarakki)
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