まだしばらくは見送る側として
雑誌で書いたこと、単行本に寄稿したこと、エッセイの連載が始まったこと。鬱陶しいと思われても、しつこく報告すべきだったと、後悔してもいます。今年の流行語じゃないですが、「伝えなきゃ」、です。
人は生きている人の記憶からこぼれ落ちたとき、本当に死を迎えるとどこかで聞いたことがあります。たくさんの人の記憶に焼き付いているYさん。「なかなか忘れてもらえないなぁ」と照れ笑いなさっているかもしれません。
少なくとも、私の「元天才子役の記憶力」はそれなりに健在ですから、ご安心ください、しばらく、そうですね、あと30年くらい、忘れることはないでしょう
本当にありがとうございました、Yさん。問題児でごめんね(二回目)。
<文/宇野なおみ>
【宇野なおみ】
ライター・エッセイスト。TOEIC930点を活かして通訳・翻訳も手掛ける。元子役で、『渡る世間は鬼ばかり』『ホーホケキョ となりの山田くん』などに出演。趣味は漫画含む読書、茶道と歌舞伎鑑賞。よく書き、よく喋る。YouTube「なおみのーと」/Instagram(naomi_1826)/X(@Naomi_Uno)をゆるゆる運営中

