SNSでの訴え「鳴り止むのが早すぎる」
物流業界が最も逼迫する年末シーズン。声優の緒方恵美さんがX(旧Twitter)に投稿した「宅配のインターホン」に関する切実なお願いが、大きな反響を呼んでいます。「あと少し待ってくれれば受け取れるのに」という利用者の悩みと、「1分1秒を争う」配達員のジレンマ。双方の言い分がぶつかり合う、令和の物流事情が見えてきました。
議論の発端となったのは、2025年12月23日の緒方恵美さんの投稿です。
マンションのインターホンについて、呼び出し音が鳴り続けるタイプであることを前提に、「せめて5~6回分(約10秒ほど)は待ってほしい」と宅配業者へ向けて要望を綴りました。
在宅していても、トイレや洗い物、着替えなどで即座に出られないことは多々あります。
緒方さんは、インターホンが短く切られてしまうことで「在宅なのに不在扱い」となり、結果として再配達を依頼しなければならない現状に心を痛めている様子。
「再配達の手間を増やしたくないからこそ、もう少しだけ待って」という、業者への配慮を含んだメッセージでした。
「わかる!」共感の声と、業者側の「リアルな事情」
この投稿には5000件以上の「いいね」がつき、リプライ欄はさまざまな意見であふれました。
「トイレ中に来て、あと数秒で出られたのに不在票が入っていた時の絶望感」
「走って向かってる途中で音が止むと『待ってー!』と叫びたくなる」
「家にいるのに再配達になるのは、お互いにとって不幸でしかない」
など共感の声が多く寄せられています。
一方で、現役ドライバーや経験者と思われるユーザーからは、切実な事情も寄せられています。
「何回も鳴らすと『しつこい!』『子供が起きる!』とクレームになることがある」
「基本は2回までと教わった。それ以上は不審がられる」
「1日に200個配る日もある。1件につき10秒待つだけで、全体で30分のロスになる」
「早く届けたいが、待つ時間は惜しいし、鳴らしすぎると怒られる」。板挟みになっている配達員の苦悩が浮き彫りになりました。

